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消費者金融、申込時の落とし穴 [申し込みブラック] とは?

普段から、ブラックリストという言葉自体は聞いたことがある方多いと思います。

では「申し込みブラック」はどうでしょう。意外と知らないという方も多いのではないでしょうか。

借りる前に、ちょっと知っておくことで、失敗を防ぐことが出来るかもしれません。

最後までお読みいただく頃には「申し込みブラック」で失敗することがないようになっていることを願います。

申し込みブラックってなに

申し込みブラックとは大体1ヶ月の間に複数の消費者金融、信販会社、銀行などからキャシング、カードローンの申込をしてしまい、審査に問題が出る状態のことです。

つまり、お金が借りられないということです。

なぜ複数借り入れしようとしたのがわかるのか?

カードローン、キャシングに申し込みをすると、消費者金融、銀行は「信用情報機関」で借りようとする人の過去の信用情報、つまり借入状況や延滞、債務整理などの情報を参考にしながら審査を行います。

そのときに金融機関が問い合わせる主な「信用情報機関」は3つあります。

機関名 種類 情報保有数
株式会社日本信用情報機構 消費者金融 約3億件
株式会社シー・アイ・シー 信販会社 約7億件
全国銀行個人信用情報センター 銀行.信金.信組.農協系 約9390万件

上の表のように株式会社日本信用情報機構は消費者金融系の情報を、株式会社シー・アイ・シーは信販会社系、全国銀行個人信用情報センターは銀行系の情報に強いといえます。

このように借り入れしようとすると、金融機関は、それぞれの金融機関の「信用情報機関」で借り主のことを調査するのでどこで、どれぐらい融資を受けているか知り得るのです。

信用情報の登録期間はどれぐらい

信用情報は様々存在し、その種類によって、保存期間も変わってきます。下の表を参考にしてください。

種類 保存期間
申し込みブラック 半年
返済延滞 最長5年
連続延滞 強制解約 最長5年
任意整理 最長5年
自己破産 最長10年

何件申し込むとブラック申し込みという状況になるのか

申し込む会社にもよるので、明言はできませんが、大体3社ぐらいから同時期に申し込むと申し込みブラックになるのでは…と言われています。

また、住宅ローン自動車ローンなどの使いみちを限定される「目的ローン」と呼ばれるものは、カードローンや消費者金融のように、使いみちを限定されない「フリーローン」とは区別され、同じようにはカウントされません。

では「クレジットカード」はどうでしょうか?クレジットカードは消費者金融やカードローンの種類の「フリーローン」に分類され、同じカテゴリーになります。

【関連記事】
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申し込みブラックになってしまったら、どうする!

基本的に、申し込みブラックの場合、信用情報の保存期間と考えられる半年間は借り入れは不可能と思っておいたほうが良いでしょう。

信用情報機関の説明のときに書きましたが、

銀行系の情報に強い全国銀行個人信用情報センターと信販会社、消費者金融系の情報を扱っている株式会社シー・アイ・シー、株式会社日本信用情報機構の両方共にブラック情報があれば、借り入れすることはまず無理だとお考えください。

どちらか一方のみにブラック情報がある場合は、ない方に申し込めば借入可能の可能性もあるみたいです。

まとめ

消費者金融やカードローンを申し込む際は、金融機関は審査を行います。

その時は、嘘などつかずに正直にお話したほうが、担当者の心象も良くなり、審査が微妙な場合などいい結果をもたらすかもしれません。

金融機関には信用情報機関があるので、借入状況などは知られているのです。そのことを理解して申し込みをしましょう。

一定の期間に複数の金融機関のキャシング、カードローンに申し込みをし、お金が借りられなくなる状況が、「申し込みブラック」です。これは事前に知っていると防げることです。

借入時にあわてて申込をせず、前もってネットで下調べする余裕を持っておけるといいですね。

利用は計画的に

消費者金融やカードローンを利用する際は収入の範囲内にすること、無駄な借り入れはしない、お金を借りすぎない等に気をつけてください。

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