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消費者金融と銀行どっちを選ぶ?キャッシングは使い勝手を考えよう!

簡単な審査で即日融資が利用出来るいわゆるキャシングは以前は消費者金融の独壇場でしたが、最近では銀行もカードローンの提供をはじめたため、利用者としては消費者金融か銀行のどちらを選ぼうか迷うようになりました。

金利で比較すると銀行のほうが有利になりますが、審査の難易度を考えると消費者金融のほうが通りやすいため、利用者としてはこういった点からも迷ってしまいがちで、先々をよく考えて選ばなければなりません。

重要なのは何度も繰り返し使う可能性が有るため、消費者金融か銀行かということではなく自分がキャッシングに何を望んでいるのかをよく考え、それを満たしているキャッシングを提供している業者を探すということです。

消費者金融と銀行のカードローンを比べる!金利は銀行のほうが有利

カードローンを選ぶ場合に誰でも気になるのが幾ら借りられてどのくらい利息がかかるのだろうという点でしょう。そこでまず調べておく必要が有るのが、利用限度額と金利です。

もう一つ重要なのはそのカードローンを自分が申込めるのかと言う点です。カードローンにはそれぞれ申込条件が決められており、この条件を満たしていなければ申込みができません。申込みの前にはこの点の確認が必要です。

また最近ではカードローンで即日融資を希望する人が増えていますが、即日融資ができるカードローンと言うのはまだ一部に限られていますから、もし即日融資を希望しているのであれば、それが可能なものを選ばなければなりません。

利用限度額と金利を比較する

カードローンの利用を考える人の誰もが知りたいと考えるのが利用限度額と金利です。そこでまず、主な銀行と大手消費者金融のカードローンの利用限度額の上限額と金利を比較しておきましょう。

カードローン 利用限度額の上限 金利(年利)
みずほ銀行カードローン 1000万円 3.0%~14.0%
三菱東京UFJ銀行 バンクイック 500万円 1.8%~14.6%
三井住友銀行カードローン 800万円 4.0%~14.5%
新生銀行カードローン プラス 500万円 4.5%~14.8%
横浜銀行カードローン 1000万円 1.9%~14.6%
アコム 800万円 3.0%~18.0%
プロミス 500万円 4.5%~17.8%
アイフル 500万円 4.5%~18.0%
SMBCモビット 800万円 3.0%~18.0%

ここで示した利用限度額はあくまで最高額ですから、誰もが最初からこの金額まで借りられるというわけではありませんので注意してください。利用限度額と金利は利用者それぞれに審査で決定されることになります。

利息と金利の関係
カードローンの利用者の中には金融で利用する用語を正しく理解していない人がいるので、まずここでは利息と金利について整理しておきましょう。

利息と金利を同じようなものだと漠然と考えてはいないでしょうか。例えば大手消費者金融のコマーシャルでも無利息期間の説明で金利が0円と説明しているものが有りますが、金利は0%にはなっても決して0円とは言わないのです。

金利と利息には次のような関係が有ります。

利息 = 元本 × 金利 × 借入期間

ただし金利は普通年利で表されますから、借入期間も年単位になります。

つまり利息は金利だけでは決まらず、元本と借入期間によっても左右されるもので、元本が変わらないとすれば金利が高くても借入期間が短ければ利息は少額ですし、金利が低くても借入期間が長ければ利息は高額になってしまう訳です。

誰が申込めるのか

利用限度額と金利を確認してそれでは申込もうという人もいるでしょうが、その前に必ず確認しておかなければならない事が有ります。それは申込条件です。カードローンの申込みはこの条件を満たしていなければ申込みはできません。

申込条件はカードローンそれぞれで違いますが、概ね次の条件は共通して規定されています。

  • 年齢制限
  • 安定収入が有る

カードローンの年齢制限は下限は20歳以上となっていてほぼ統一されていますが、上限は60歳程度から70歳程度となっている場合が普通です。場合によっては55歳程度、あるいは75歳程度となっていることも有ります。

この他にも専業主婦、パートやアルバイト、学生、年金受給者の扱いなどが規定されている場合が有ったり、地方銀行の場合には申込みできる地域が規定されているような場合も有ります。

ですから申込みをしようと言うカードローンについて申込条件を予め確認しておく必要が有ります。

【関連記事】
正しく借りれば大丈夫!消費者金融が初めての方でも分かる申込み方法

即日融資は可能なのか

最近の利用者には申込んだらすぐに融資の利用をしたいと考えている人がいます。

金融機関側も審査技術が進歩したことで審査時間が短くなり、やろうと思えば即日融資を実現することが可能になったため、即日融資を宣伝材料にしている場合も有ります。

先程の表に示したカードローンもほとんどが即日融資に対応していますが、注意が必要なのは申込者によって審査に時間がかかることも有り、必ず即日融資が利用できると言うわけではありませんし、金融機関も必ずできるとは言っていません。

特に地方銀行などでは審査が早いと言っていても即日融資はできないというような場合も有るので注意が必要です。

即日融資を利用したい場合には次の点を予め確認しておくようにしましょう。

  • 銀行振込による融資は何時までに申し込めば可能なのか
  • ATMを利用する場合カードが受け取れる申込方法は何か
  • 自動契約機を利用する場合何時まで稼働しているか
  • 申込みに必要な書類には何で用意はできるのか

即日融資が可能と言っているカードローンでも申込方法によっては難しい場合も有るので、事前に良く調べて間違いが無いようにしてください。

審査の難易度を比べてみる!消費者金融のほうが借りやすいのか?

カードローンを利用するには審査に通らなければなりませんが、この審査と言うのはそれぞれに審査基準が有るため、申込者には通過が難しくなったり、逆に容易だったりする難易度があると言われています。

この難易度は銀行と消費者金融という金融機関間にも序列が有ると考えられていますが、審査基準には申込者の状況により相性が有るので、必ずしもこの序列通りの難易度がそれぞれの申込者に当て嵌まるものではありません。

よくこういった審査の難易度についてはインターネット上にある口コミサイトの情報で判断する人がいますが、最近の口コミ情報と言うのは利用者を誘導するための偽情報などが蔓延している場合が多く利用には注意が必要です。

金融機関の審査の難易度には序列が有る

カードローンの申し込みの際、申込者の誰もが気にするのが審査に通るかどうかと言う点ではないでしょうか。金融機関は貸したお金が返済されなければ大きな損失になりますから、審査で返済の可能性を調べるわけです。

この審査はカードローンそれぞれで違いが有り、厳しい審査を行っているところも有れば、比較的緩い審査を行っているところも有ると言われています。

ただし審査基準は公開されていませんので、どこが厳しいとか緩いとかは簡単に判断することはできません。

しかし一般的には審査の難易度に次のような序列が有ると言われています。

(厳しい)銀行 > 大手消費者金融 > 中小消費者金融(緩い)

要するに一般的には銀行からの借り入れが難しい場合には大手消費者金融に、大手消費者金融からの借り入れが難しい場合には中小消費者金融に行けば審査に通る可能性が有るということになる訳です。

注意が必要なのは中小消費者金融にはキャッシングと言ってもカードローンは有りませんから利用には注意が必要です。

申込者によって必ずしも序列通りではない

ただし、この序列と言うのは一般的に言われている事であって、審査基準と言うのはそれぞれに違いが有り、申込者の状況によって相性のようなものも出てくることになるため、必ずしも序列の通りに行く訳ではありません。

例えば大手消費者金融の審査に落ちてしまった人が、次に銀行のカードローンを申込んだらすんなり通ってしまったということも事例としては有る訳です。

またカードローンではそれぞれの方針というものも有って、最初から利用者を厳選して絞り込むところも有りますが、最初は広く利用者を集めておいて、利用限度額の増額時点で絞り込んで高額利用できる人は厳選するという場合も有ります。

したがって、申込みに際してはあまりこの序列について気にするのは意味が無いと言えるでしょう。

口コミ情報は信用できるのか

審査の難易度を考える場合に、この序列の他、良く利用されるのが口コミ情報です。口コミ情報と言うのは、本来の目的は実際に利用した人がこれから利用する人のために自分の体験を投稿するものです。

こういった情報が出現した当時は、実際の体験が聞けるため大変有用な情報源として利用者が増えていきました。しかし参考にする人が増えてくると、それを利用して利益を得ようと考える人が出てくるわけです。

このため口コミ情報には利益を上げたい人が、自分に利益となる偽りの情報を流すようになって、急激に信用できない情報になってしまいました。

ただし本来の意味で実体験を投稿しているものも有るので、情報として読むのは構いませんが、どこまで信用するかは判断が難しいところです。

したがって口コミ情報を利用する場合には、別の角度からの情報で内容を確認する癖を付ける必要が有るでしょう。

否定意見ばかりの口コミには要注意
口コミ情報には通常肯定的な意見と否定的な意見が入り混じっているもので、これがどちらかに偏っている場合には、怪しいと考えることができます。

例えば肯定的な意見ばかりと言うのは、情報を捻じ曲げて自分に都合が良い話ばかりをでっちあげて利用者を誘導していることが疑われるので注意が必要です。

逆に否定的な意見ばかりと言うのも注意しなければなりません。この場合、競合他社が否定的な意見を多数投稿してじゃまをしているということも考えられます。

しかし実際に否定的な意見を持っている人が多いという可能性も有ります。したがってこの場合怪しいものには近づかないということが鉄則です。

このため否定的な意見ばかりが並んでいるような場合だけは口コミ情報を信じて、そういった金融機関は利用しないようにしましょう。

長期に利用することを考える!お付き合い次第で有利な借入れも可能

カードローンでも他のローンでも同じですが、金融機関との取引と言うのは信用の上で成り立っています。信用が小さければ金融機関が設定する金利は高くなり、逆に信用が大きければ設定される金利は低くなります。

この信用は利用者と金融機関との間のお付き合いで変わってきます。例えばローンを利用してしっかり返済されていれば、次に利用するローンでの信用評価は高くなります。つまり金利は金融機関とのお付き合い次第で低くできるのです。

ですからカードローンを選ぶ場合には、最初は信用評価は低くても、長く使うことで、次第に信用評価が上がって金利が下げられ、有利な利用ができるようになっていくものです。

このためカードローン選びは長期にお付き合いをするという視点が大変重要になってくるわけです。

金融機関との取引きは信用で成り立っている

カードローンを選ぶ際にもう一つ念頭において欲しいのが長期的な視野を持つということです。金融取引と言うのは個人間であろうと国家間であろうと信用で成り立っています。

カードローンで言う信用は利用者と金融機関の間のお付き合いで決まります。

お金を貸すということは相手を信用できなければ成り立ちません。例えば自分を考えてみてください、面識が無い人がいきなり現れてお金を貸してくれと言った場合、あなたは貸すでしょうか。まず貸さないでしょう。

しかしお付き合いが深い人であれば金額にもよりますが、事情によっては貸そうと考えるかもしれません。貸す場合にはお付き合いの中から相手が信用できる人かどうかをよく考えるはずです。

このような関係が利用者と金融機関の間にも成り立ちます。金融機関は商売でお金を貸しますから、初めてでも審査次第で貸しますが、最初は信用が有りませんから極めて少額の融資から始めるのが普通です。

金利はお付き合い次第で低くなる

もう一つ見逃せないのが金利です。お金のやり取りでは必ず利息が付きますが、この利息を決めるのが金利ですから、金利は低いほうが有利な利用ができる可能性が有ります。

そしてこの金利は信用できる相手の場合は低くなり、信用できない相手では高くなります。

したがってカードローンの場合も審査で信用の評価を行って利用者に適用する金利を決めています。問題の無い利用を続けていれば、金融機関の見る目も次第に変わっていき徐々に信用できる利用者に変わって行く訳です。

このためカードローンは長期に利用すればするほど信用評価は高くなっていき金利も有利な設定に変っていきます。

ただしこれには前提が有って、長期に信用を高めるには、例えば途中でローンの返済を滞納したりというような金融事故を起こさないこと重要です。

利用限度増額と金利の見直し
カードローンの場合の審査では融資するかしないかと言う点の他に、利用限度額と金利を決めることになります。

始めてその金融機関を利用しようという場合には金融機関とのお付き合いが有りませんから信用評価は低くなり、利用限度額は極低額で、金利は範囲内で最大になるのが普通です。

しかし本文で説明している通り、金融機関の信用評価は利用を続けることで徐々に高くなっていきます。ただし、それだけでは利用限度額と金利の設定は変わりません。設定を変える為には利用限度額の増額を申込む必要があります。

申込方法はそれぞれのカードローンで違いますが、申込みを行うと金融機関は再度利用者の審査を行って、利用限度額と金利を見直すことになります。このとき信用評価が上がっていれば利用限度額は上がり金利は下げられます。

注意が必要なのは信用評価は上がっている保証はないことです。場合によっては下がっていることも有って、この場合には、利用限度額は下がり、金利は現状維持か上げられる余地が有れば上がる可能性も有ります。

将来を考えて利用先を決めよう

このように金融取引というものは長く付き合っていくものだという視点が必要になります。

カードローンを利用する場合も、長期的視野に立って、最初は多少不利な条件であっても、将来的に大変有利に利用できそうということであれば、その利用を考えてみる価値は非常に大きいでしょう。

人によっては利用するカードローンを次々に変えていくというような人もいますが、そういった利用方法では、なかなか信用評価は上がらず、ずっと高い金利のままで利用をしなければなりません。

ですからカードローンを選ぶ場合には、消費者金融か銀行かというようなことで判断するのではなく、一つのカードローンを長く利用すると言う前提で、利用するものを選ぶようにして下さい。

目先の利益だけで判断して、結局トータルで損だったということにならないようにじっくり考えて選びましょう。

自分の使い勝手が重要!自分の要求を満たすキャッシングを選ぼう

長期に利用するという前提に立った場合、最もカードローンで気にしておかなければならないのが使い勝手です。どんなものでもそうですが、使い勝手が悪ければ、いずれ使わなくなり、新しいものに乗り換えることになるでしょう。

そこでどうやって利用する金融機関を決めればよいのかと言うと、まず整理しておかなければならないのは自分がカードローンに何を望んでいるのかということで、予め自分でよく理解しておかなければなりません。

その後その要求を満たしているカードローンを選ぶことになる訳です。

ただし重要なのはカードローンというものは借金ですから、どんなに金利が低くても利息を支払わなければなりませんから、まずは借りなくて済む方法を考えるということです。

使い勝手が悪いカードローンは使わなくなる

道具を使う場合、もしその道具が使い難かったら、どうするでしょう。たぶん暫くの間使ってそれでも駄目なら、もっと使いやすい道具に買い替えると思います。この話は道具だけの話ではありません。

カードローンも、話としては全く同じです。例えば金利が有利なので選んでは見たが、近くに利用出来るATMが無かったというような状況を考えてみてください。

もちろん今時そんなカードローンはないでしょうが、例えばATMはあっても利用手数料がかかるものしかないというような状況は十分考えられることです。

そういった場合には、やはりある程度利用して、これは不便だということになれば、そのカードローンは次第に利用しなくなってしまう事が予想できます。そして必要が有ればまた別のカードローンを申込むことになるでしょう。

先ほど説明したようにカードローンと言うのは長期に利用すれば有利な利用ができるようになるものです。このため利用途中でカードローンを変えるというのは大変不利になることを忘れてはいけません。

ですからカードローンは自分の使い勝手を重視して選ぶことが重要なのです。

どうやって利用する金融機関を決めればよいのか

ではどうやって最初から使い勝手の良いカードローンを選べば良いのでしょうか。

まず情報を集める必要が有ります。カードローンであればまず自分が利用出来るカードローンの情報を集めます。都市銀行や大手消費者金融だけではなく、周囲には地方銀行も有れば信用金庫もあり、またネット銀行なども有ります。

そういった利用可能な金融機関のカードローンの情報を集めてください。最近はインターネットも有るのでそれ程時間はかからないはずです。近くに店舗が有るのであればパンフレットを貰いに行っても良いでしょう。

次に自分がカードローンを利用する場面を想像してみてください。どういった利用方法をするのかがイメージできればカードローンへの要求事項もはっきりしてきます。

要求事項が具体的になればあとは集めておいたカードローンの情報から要求事項をより多く満たすものを選べば使い勝手の良いカードローンを選ぶことができるはずです。

闇金の利用には要注意
本文ではカードローンに限定していますが、これに加えて中小の消費者金融まで含めてキャッシングを選ぶ場合も、やはり同じように選ぶことができます。ただし、注意しなければならないのは小規模業者には闇金が含まれているということです。

闇金にもいろいろあって街中に堂々と店舗を構えている場合が有り、こういった業者は外見上正規の小規模消費者金融と見分けがつきません。

したがって小規模業者を選ぶ場合には、その業者が闇金ではないことを確認しなければなりません。

正規業者の場合には登録されている筈ですから、金融庁のデータベースから登録を確認することで正規業者と闇金を見分けることができます。

データベース検索はインターネット上から可能で、該当する業者について次の情報を確認して下さい。

  • 業者名
  • 代表者名
  • 登録番号
  • 所在地
  • 電話番号

これ等の情報がすべて一致すればその業者は正規業者と考えてよいでしょう。

必要のない借入れをしないように注意しよう

自分向きのカードローンを見つけたとしても、融資の利用の前にもう一度考えておきたいことが有ります。それは本当に借入れが必要なのかと言う点です。

カードローンというのは借金です。借金は利息を付けて返済しなければなりません。要するに借りたお金以上に支払う必要が有るのです。したがって、差し引き損失になるわけです。

カードローンの場合ATMからカードを使って融資を引出しますから、キャッシュカードを利用するように、安易に利用してしまいがちですが、必要のない借入れはしないようにしなければなりません。

ですから、利用を考える前には、借入れは損失なのだということを思い出して、まず借入れしないで済む方法を考えることが重要です。

ここで消費者金融と銀行のどっちを選ぶかについて纏めておきます。

  • 金利的には銀行のカードローンのほうが有利
  • 審査の難易度は消費者金融のほうが緩いと言われるが必ずしもそうとは限らない
  • カードローンは消費者金融か銀行かという観点ではなく長期に付き合えるかどうかが重要
  • カードローン選びは自分の使い勝手が良いかどうかで判断すべき

カードローンは返済も大変大切になるので、選ぶ際には返済のしやすさや方式についてもしっかり調べておきましょう。

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