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クレジットカードの利用状況が消費者金融の審査に影響を与えるの?

クレジットカードは日本でもかなり浸透してきており、今や1枚も持っていないという社会人の方は少ないのではないでしょうか。

ポイントが貯まるものも多いですし、ネットでの買い物や、お財布に現金が無い時など、クレジットカードを利用すると大変便利ですよね。

普段何気なく使っているクレジットカードですが、実はクレジットカードの利用状況が消費者金融の審査に少なからず影響を与えるってご存知でしたか?

クレジットカードの利用状況によっては消費者金融の審査においてマイナスの評価となってしまう可能性もあるのです!

今回は、クレジットカードの利用状況と消費者金融の審査との関係について調べてみました。

消費者金融の審査ではどういったことをチェックしているの?

消費者金融を利用したことがある方はご存知でしょうが、誰でも消費者金融を利用できるというわけではありません。

消費者金融を利用するには、その業者ごとの貸し付け条件を満たすことと、審査に通ることが必要となります。

教えてほしい…貸し付け条件ってどんなもの?

まずは審査の大前提である貸し付け条件とは何かについてご紹介しましょう。

  • 貸し付け条件とは…
    そのローン商品を利用する際の条件をまとめたもので、ローン商品の対象者・極度額・金利・担保、保証人の有無・返済についてなどが記載されています。

つまり、その商品の詳細が示されているものということです。消費者金融は誰にでも提供しているわけではなく、利用できる対象者というのが決まっています。どういう人が借り入れを出来て、どういう条件になるのかということが書かれているのです。

では、例としてアコム株式会社のカードローンの貸し付け条件をチェックしてみましょう。

対象者 ・20歳以上
・安定した収入と返済能力がある
・アコムの基準を満たしている
極度額 1~800万円
金利
(実質年率)
3.0%~18.0%
担保・保証人 不要
返済方式 定率リボルビング方式

このようになっています。たとえ正社員で働いていたとしても20歳未満の方は利用することができませんし、1000万円借り入れしたい!と思ったとしても、アコムからは最大で800万円までしか利用できないので希望はかなわないということになります。

ちなみに、極度額というのは、ローン商品として最大800万円までということで、誰でも800万円まで借り入れできるわけではありません。

利用限度額についてはアコムの審査によってそれぞれ個別に決定されます。

この貸し付け条件に合わない方は申し込みをしたとしても、そもそも審査前に否決になったり、たとえ審査に通ったとしても、ご自分の希望とは異なる結果となる場合があるので、まずはしっかりと貸し付け条件について確認し、申込先を選定しましょう。

貸し付け条件は各業者のホームページや、店頭、電話等で確認できます。

消費者金融の審査にはどんなポイントがあるの?

消費者金融に申し込みをすると、審査を受けることになります。

審査については、各業者で基準があるため、例えばA社では借り入れ出来たのに、B社では借り入れできないということもあり得ます。

では審査の基準はどうなっているのかというと、実は各消費者金融では審査基準を明らかにしていません。

しかし、基本的には審査のときに共通してチェックされているといわれるポイントがいくつかあるのでご紹介しましょう。

  • 申込者の属性
  • 過去の利用実績
  • 他社の利用状況

まず、1つ目のポイントは申込者本人の属性です。属性というのは、年齢・勤務先・年収・住居状況など、継続して安定した収入があるのかどうか、貸し付け対象者であるかどうかなどを調べます。

2つ目のポイントの過去の利用実績というのは、例えば、以前申し込みをしていた消費者金融に再度また申込みをする場合など、自社に残っている情報から照会されます。

過去に、滞納や自己破産などをして迷惑をかけた場合、同じ消費者金融に申し込みをしても審査に通る可能性は低いと言えます。

最後に3つ目のポイントである、他社の利用状況についてです。他社の利用状況なんてわかるはずない!と思うかもしれませんが、実はそんなことはありません。

消費者金融をはじめ貸金業者や、ローン商品を扱う会社は、その商品を利用した人の個人情報や利用状況について、信用情報機関というところに登録しています。

信用情報機関に登録されたその情報は、会員である業者であれば、必要に応じて照会することが出来るのです。

そのため、他社で既に借り入れをしていたり、携帯電話を割賦で契約をしている場合は、信用情報機関に登録されていますので、その情報について申込みをした消費者金融は知ることになるでしょう。

つまり、他社で既に滞納などをしている場合はその情報も知られることになるので、審査に通る可能性は低くなるのです。

クレジットカードの利用状況によって審査に有利にも不利にもなるの?

審査において、他社の利用状況も影響があるということについてご紹介しましたが、では、クレジットカードの利用も審査に影響があるのでしょうか?

クレジットカードの利用状況は信用情報機関に登録されます!

クレジットカードというと、現金が手元に無くても支払いができ、決まった日にちにまとめて請求が来てお金を支払うので大変便利なサービスですよね。

実は、このクレジットカードの利用状況も信用情報機関に登録されます。

「キャッシングやローンじゃないのになんで?」と思う方もいるかもしれませんが、買い物などの際に、カード払いにすることによって、クレジットカードを発行している会社がお店に先行して支払いをしているということになります。

私たちがカード会社に利用分を実際に支払いをするのは商品やサービスを手にした後ですから、それまではカード会社に立て替えてもらっているということなのです。

また、リボ払いや分割払いは立派なローンです。

そのため、信用情報機関にその利用状況が登録されます。

クレジットカードを問題なく普通に使っているのだけど審査に影響は?

クレジットカードの利用が信用情報機関に登録されるということは、利用状況によっては、消費者金融の審査に影響を与える可能性があるということになります。

多くの方は、クレジットカードを当たり前に利用し、当たり前に支払いしていますよね。支払いに遅れたりとかしたことが無いという方が大半ではないでしょうか。

こういった方の場合は、クレジットカードの利用が審査にマイナスの影響を与える可能性は低いです。むしろ、「この人はきちんと返済してくれる人だ」と利用実績をプラスの評価として受け取ってもらえる可能性もあるのです。

普通にクレジットカードを日々活用しているという方は消費者金融の審査においてそこまでナーバスにならなくても大丈夫ということになります。

クレジットカードで滞納や問題を起こした経験があるなら要注意!

過去に、クレジットカードの支払いで、滞納をしてしまったり、支払がしきれず債務整理をしたことがある…という場合はどうなるのでしょうか?

信用情報機関には一定期間下記の情報も保管されます。

毎月の入金状況
(利用なし・通常入金・未入金・一部入金など)
2年で更新または契約終了後5年以内
(2年分毎月更新され古い情報から消えていく)
異動情報
(長期の滞納・保証履行・破産など)
契約終了後5年以内
(支払完了後ではないので注意)

上記は多くのクレジットカードの会社が会員となっているCICの場合です。

普段の利用の中で、今月は遅れた…という場合は、毎月の入金状況に遅れたという情報が登録されます。

また、滞納が数か月以上続くと異動情報となり、金融事故情報として記録されるので注意が必要です。

それ以外にも、自己破産などの債務整理や保証履行がされた場合も金融事故情報扱いとなります。

この情報の保管について気を付けなくてはいけないポイントは、情報は契約を終了してから5年程度経過しないと消えないということです。

過去クレジットカードの利用で長期滞納したけど、今は返済済みだから大丈夫…というわけではないかもしれません。

契約終了…つまり解約をしていないという場合は、その記録はずっと残ってしまうことになるのです。

クレジットカードの利用で、滞納や金融事故情報が掲載されている場合は消費者金融の審査にも大きな影響を与えることになります。

それも大きなマイナスの影響です。

審査のときには、こういった延滞や事故情報があると、ネガティブな評価をされますので審査に通らないという可能性がぐんと上がることになります。

つまり、いつものクレジットカードの利用の仕方が、そのまま審査にも影響を与えてしまうことになるので、普段から誠実にクレジットカードと付き合いましょう。

クレジットカードのキャッシング枠を利用すると限度額に影響がでる!

クレジットカードと言えば、ネットショッピングでの利用や、普段の買い物で現金の代わりに利用することが出来る便利なカードですが、実はキャッシングもできます。

クレジットカードにキャッシングの機能が付いている場合がある

クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠が設けられており、契約の内容によっては、キャッシング枠に金額が設定されていることがあるのです。

例えば、利用中のクレジットカードの利用明細をチェックしてみてください。[ショッピング枠50万円(うちキャッシング枠20万円)]といった表記がある場合は、50万円のうち20万円はキャッシングとしても利用できるということになります。

つまり、クレジットカードでキャッシングができるということですね。

このキャッシング枠については基本的には申込みをするときにキャッシング枠を希望する場合に審査のうえ付帯されます。

では、クレジットカードのキャッシング枠は消費者金融の審査に影響があるのでしょうか?

消費者金融の利用限度額は総量規制に則って定められています

消費者金融でお金を借りるときに、いったいいくらまで借りられるかということはご存知でしょうか?

審査に通ればいくらでも借りられるんじゃないの?とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそんなことはありません。

消費者金融で借りられる金額は総量規制という規制により決められています。

正確には、これは私たちに対する規制ではなく、お金を貸す業者側に課せられた規制です。

  • 総量規制とは…
    貸金業者(消費者金融・信販会社など)は、他社も含む貸付金額の総額が申込者の年収の1/3を超えてはいけないという決まりです。

つまり、年収300万円の方は貸金業者からは総額100万円までしか借り入れできないということになります。すでに他社で50万円分の限度額がある場合は、新たに100万円希望で申し込みをしても満額通ることはありません。

ただし、この総量規制は貸金業法に定められているきまりであり、銀行や信用金庫等のローンは含まれません。

消費者金融が限度額を決めるときはこういった点も加味されて決定されます。

【関連記事】
消費者金融の借入限度額は年収の3分の1までなので注意しましょう!

クレジットカードはショッピング利用かキャッシング利用かで異なる!

クレジットカードの場合は、総量規制の対象となるのかどうかという点ですが、これはクレジットカードの利用方法によって異なります。

まず、一般的なクレジットカードの利用と言われるショッピングの利用の場合についてですが、こちらは総量規制の対象にはなりません。

一括払い・分割払い・リボ払いなど、どの支払方法でも変わりませんのでご安心ください。

次にキャッシング枠の利用ですが、こちらはキャッシング(借入)となりますので総量規制の対象となります。

つまり、年収300万円の方が既に持っているクレジットカードのキャッシング枠が50万円の場合、消費者金融で100万円分申し込みをしたとしても、50万円までしか借り入れできないということになるのです。

消費者金融に申し込みを検討されている方は、実際に今お持ちのクレジットカードのキャッシング枠がいくらかあるのかチェックしましょう。

もし、キャッシング枠があるなら、金利などを比べて、キャッシング枠を廃止し、新規で消費者金融の申し込みをした方が良いのか、クレジットカードのキャッシング枠を利用した方が良いのかを検討してみてください。

金利やポイントなどできるだけお得に利用しましょう。今すぐクレジットカードを手に入れたいという方は是非即日発行可能なクレジットカード特集!今すぐ作れるスムーズ発行のコツをチェックしてみましょう。

現在クレカ料金を延滞中…消費者金融を利用するにはどうしたらいい?

現在クレカの料金を既に延滞している…なんていう方もいらっしゃるかもしれません。

そういった方が消費者金融を利用したい!という場合はどうしたらよいのでしょうか?

まずは延滞分を早く支払いきちんと返済を続けよう!

既にクレカの料金を延滞している場合は、信用情報機関に登録されている可能性が高いです。

延滞が1か月程度であれば、まだ異動情報ではないでしょうから、出来るだけ早く、延滞を解消してしまいましょう。

もし、既に延滞して数か月たっている…という場合は、延滞を解消するとともに、信用情報をCICより取り寄せてみてください。

本人のものであれば、有料ですがネットでも取り寄せることができます。

すでに異動情報が付いている場合は、出来るだけ早く完済し、そのカードの契約を解除してしまいましょう。

契約を解除してから5年くらいは情報が残ってしまうので、新規のキャッシングなどは厳しいかもしれません。

いま消費者金融を利用したい!というのは厳しいですから、別の手立てを考えましょう。

クレカの支払いのために消費者金融を利用するのはおすすめしません!

クレカの延滞している料金を支払いたいから消費者金融で借り入れしたい!と思われる方がいらっしゃいましたら、ちょっと待ってください。

消費者金融をそういった理由でご利用されるのはあまりオススメしません。

クレジットカードの料金の支払いが出来ていない状況で、消費者金融の返済が出来るとはなかなか思えないからです。

借りては返し…を繰り返しているといつか絶対破綻してしまいます。

そういった事態にならないように、日ごろから返済できる金額以上の利用・借り入れはしないということを心がけましょう!

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