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どう違う?消費者金融支払い遅れだけの場合と滞納の場合の差について

消費者金融でお金を借りると返済をしていかなくてはいけなくなるのですが、この返済をついついうっかり忘れてしまうことがあります。ただ1回だけで済めばまだいいのですが、これが続くと延滞や滞納と取られかねないことにもなります。

返済ができなくなるとどうなるのか心配する声がよく挙がりますが、そもそも支払い遅れと言われるちょっとした遅れと延滞や滞納扱いになるのにはどのような違いがあるのでしょうか。

人間なのでちょっとしたうっかりは誰でもあるでしょうが、できれば滞納にならないようにしたいものです。その為にも違いについて調べてみたいと思います。

消費者金融から借りたお金は決まった日に返済が基本になっている

返済方法は口座振替や、ATM、振り込みなどいろいろあるのですが、日にちもまたいろいろあります。基本的には約定返済といい、返済日が毎月固定される形式が多いですが、一定期間のサイクルで返済する方法もあります。

消費者金融 返済日
アコム 毎回、35日ごとの返済
(前回の返済日の翌日から数えて35日目が次回返済日)
毎月指定日の返済
(顧客の希望日)
毎月6日に口座振替
(自動引き落としの場合)
アイフル 毎月指定日に返済
(顧客の希望日)
35日ごとの返済
(前回の返済日の翌日から数えて35日目が次回返済日)
プロミス 5日、15日、25日、末日の中から、初回借入日と顧客の希望で決定
SMBCモビット 5日、15日、25日、末日の中から、初回借入日と顧客の希望で決定

約定返済以外にも追加返済や随時返済の形で返済を行い、早く完済を目指す人もいます。ただ、この場合も、毎月(または一定期間)の返済がなくなるわけではありません。

どれがいい?返済日と返済方法が連動していることもある!

返済日とは別に返済方法もいろいろあります。上記の口座振替の場合は返済日も固定されているような例を見てもわかるように、返済方法によっては必然的に日にちが決まることもありますが、返済方法としては、これらがあります。

  • 口座振替(自動引き落とし)
  • ATMでの入金
  • 銀行口座振り込み
  • インターネット決済
  • 店頭窓口
  • コンビニのメディア端末

今は昔と違って便利になりました。インターネットを使ったり、コンビニを利用すると24時間いつでも返済が可能となりました。

もちろん普段口座振替なのにいきなりATMを利用できるかどうかは業者によって対応が変わるでしょうが、対応可能ならば、気付いたら早めに返済するのが支払い遅れにならずに済みます。

うっかりもある?消費者金融の支払い遅れとはどういうことを指すのか

「うっかり忘れてしまった。」という経験は、ローンの返済に関わらず誰にでも経験あるはずです。例えば、友達との約束や仕事のスケジュール、学生ならば宿題忘れなんてしょっちゅうだった、という人もいるでしょう。

だから忘れていいと言う訳ではありません。とはいえ、個別で対応は変わるでしょうが、消費者金融も全く無慈悲ではなく、うっかり忘れたがすぐに返済した、なんて場合には、寛容な対応をしてくれることが多いです。

返済のうっかりはすぐに返済の姿勢を見せる!消費者金融も鬼じゃない

消費者金融もどこまでの延滞を許してくれるのか、という点が心配な人は多いでしょう。

実際には、1日でも遅れたら延滞にはなります。

そう言われると厳しいと感じる人もいるでしょう。しかしそれは、そもそも返済するという約束を破っているので仕方がありません。

ただ、最初にも言った通り、誰にでもうっかりはあるものです。多くの場合は、次の日には「返済ができていません。」と電話連絡を入れる業者がほとんどなのですが、恐ろしい様相で電話が入る訳ではありません。丁寧な対応で持って、お知らせという感じの電話がほとんどです。

約束を守れなかったことには変わりはないので、「どうしよう」と思ってしまうかもしれませんが、恐れずに電話連絡が来たらすぐに電話に出て、できればなるべく早く、そして担当者には日付を挙げて返済する旨を伝えれば、割と問題なく引きさがってくれます。

一番は、やはり借りる側に原因があるのですから素直に謝り、積極的に返済をすることを伝えることでしょう。

損害遅延金が発生するのは仕方ない!ペナルティは覚悟しておく

ただ、だからと言って何もペナルティがない訳ではありません。

遅延損害金は1日からでも返済が遅れた場合に発生します。

多くの消費者金融は法律で決まっている金利の上限いっぱいである20%が遅延損害金となっているようです。

消費者金融 遅延損害金(実質年率)
アコム 20%
アイフル 20%
プロミス 20%
SMBCモビット 20%

 
1日分ならば金額を見るとたいしたことはないのですが、これも積もると結構な額になってしまうので、注意が必要です。できれば、1日でも早く返済をする方が大切です。

【関連記事】
遅延損害金以外にもある!消費者金融借入での支払い遅延デメリット

長期延滞のことを意味するの?確信犯を指すの?滞納について

うっかり返済を忘れてしまったとしてもすぐに対応し返済遅れを取り戻せば、それこそ遅延損害金は発生するものの、大きなトラブルに発展することはまず稀でしょう。また、個人信用情報機関へ金融事故として履歴が残る心配もほとんどありません。

では、滞納の場合は、どうなのでしょうか。

支払い遅れと滞納の違いとは?消費者金融の対応も大きく違う

そもそも延滞と滞納は、本来は言葉としてどう違うのか。一度整理してみます。

滞納とは 納めなければいけないものを決められた期限を過ぎても納めないこと。
延滞とは 物事や支払いが滞ること。遅延すること。

厳密に言えば違うのでしょうが、消費者金融の返済についてみると、どちらも同じと考えても問題なさそうです。

ただ、印象は大きく変わってくる面があります。

貸す側としては、少しでも早く返済をして欲しいということもあるので、状況によっては重いイメージの滞納を使うこともあるかもしれませんが、実際には、先ほど説明した通り、滞納という言葉はあまり使われません。

それは、イメージもそうでしょうし、最終的にはなんらかの方法で支払いをしてもらえるよう、業者の方もこまめに連絡を取るなど対策を講じて動いているという面があるからかもしれません。

実際に滞納と言う表現はあまりしないが長期に渡ると金融事故になる!

ただ滞納と言っても実際には、「滞納」という言葉よりも「延滞」という表現が使われているのがほとんどです。

消費者金融では業者ごとに違うかもしれませんが、個人信用情報機関のホームページでの説明を見ると、記録される情報については、どこの機関も「延滞」という言葉を使っています。

ちなみに個人信用情報機関とは、銀行や消費者金融、クレジット会社などを含む金融機関と個人の金融取り引き(ローンやクレジットなど)の記録を保管する機関です。この機関に記録されている内容は他社でも照会することができ、これにより多くの金融機関が、ローン等の審査の参考にしています。

では実際に、どれくらいの期間返済しないと今後に影響するのか。

厳密に言えば、1日でも遅れたら延滞とはいえ、うっかり1回忘れたぐらいですぐに返済をすれば、大きな問題にはならないことは先に触れました。

では、実際に問題となる延滞はどれくらいの期間を指すのかと言う、という疑問があるはずです。

多くの業者は、1日でも遅れると連絡を入れるようにしています。しかしこの段階では、個人信用情報に記録が残り今後に影響する、という対応まではしません。

その後、返済が確認できるまで何度か連絡が入ることは仕方がないことですが、まだ数日後の段階で返済、または連絡が取れて返済の約束をすれば、まだ金融事故として延滞の記録が載ることはありません。

金融事故としての延滞の記録をされてしまう期間の目安としては、個人信用情報機関によっても多少なり違いがあるのですが、61日以上、または3ヶ月です。

その後、返済が確認されればその旨も記録されるのですが、やはり延滞の事実は残ります。そうなると今後、他で新たにカードローンやクレジットに申し込みしようとしても、まず審査で落ちてしまう可能性が大でしょう。

また、個人信用情報機関と違って、延滞をしてしまった消費者金融自体には、1日から延滞の記録はしっかりと残るので、今後その業者を再度利用するのはかなり難しくなります。

できるサービスを利用するのが返済忘れ防止になる!

うっかり忘れならば多少目をつむってくれるとしても、だからと言って返済忘れをしてもいいのか、というと、やはり返済は遅れてはいけないことです。それが、消費者金融と自身が交わした約束なのですから。

返済遅れ防止のサービス展開している業者もいる!活用しない手はない

消費者金融側としても自社の利益に直結することなので、顧客にはできるだけ返済遅れがないようにしてもらいたいのは当たり前です。

返済日に気付く、または返済があることを思い出すようなサービス展開をしている消費者金融はいくつもあります。

各社が行っている返済忘れ防止サービス

消費者金融 サービス内容
アコム 返済3日前と返済当日、返済期日経過後の3回、eメールでお知らせが来る。
アイフル 返済期日前にメールでお知らせが来る。
プロミス 返済期日前にメールでお知らせが来る。

 
ネットで会員登録し、さらに消費者金融によってはメールが届くように設定をする必要のある場合もありますが、返済日前に一旦、返済日をお知らせするメールが届くと返済忘れ防止になります。

この方法を活用することにより、うっかりミスを防止できます。活用しない手はありません。

もし返済遅れになりそうならば先に連絡する方が印象もいい

もし、うっかりではなく、タイミング的にさらに出費が重なって、返済日に約束のお金を用意することができないことがわかったら、返済できないまま放置するのではなく、先に自分の方から連絡を取ることがトラブル防止に繋がります。

その際、ただ「返済できません。」と言うのではなく、理由を含めしっかりと説明をし、いつなら返済ができのか、明確に日にちを提示できるようにしておくのが、自身の信用度をあげることに繋がります。

決まった日までに返済するのが一番!だが、できれば早めに完済する

延滞と言おうが滞納と言おうが返済が止まることは、やはりデメリットにはなってもメリットにはなりません。

ちょっとした返済忘れは、その後きちんと返済すればまだ許されるものの、それが2ヶ月3ヶ月と伸びしてしまえば、もはや金融事故としての扱いは避けられず、自身の信用にも影響を大きく与えます。

消費者金融も返済日を忘れないようなサービスを展開しているので、上手く活用し、毎回きちんと返済し、自身の信用をあげられるようにしたいものです。

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