消費者金融でお金の借入をするならば、同時に返済する義務もついてきます。その際に、「利息」といった対価が発生するので、借入をするならどのように対価が発生するのか?知っておくべきです。
ここでは利息の計算方法や比較、さらに利息を安くする方法はあるのか?利息関連で気になる情報を紹介していきます。借入前に少しでも利息について知りたいならば参考にしてみてください。
利息というのは本人が知らずのうちに多額になっていることもあるし、消費者金融の利息は高い!ともよく言われているので、自分で計算できるようになり、きちんと管理しておきましょう。
利息は消費者金融で借入時に注目しておきたい一つの項目です。利息によって最終的な返済額は変わってくるので少しでも好条件の借入先を探したいところですね。
では消費者金融の利息はどうなのか?高いのか、安いのか、借入したことがない人は判断しづらいですよね。利息は金利によって変わり、だいたい○○%~○○%と幅があります。中には「固定で○○%」と決まっている場合もありますが、幅が設定されていることが多いです。
例えば大手の消費者金融での金利設定は以下のようになっています。
消費者金融 | 金利 |
---|---|
アコム | 3.0%~18.0% |
アイフル | 4.5%~18.0% |
SMBCモビット | 3.0%~18.0% |
ノーローン | 4.9%~18.0% |
SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス) | 4.5%~17.8% |
始めて借入をする場合は「上限」の方に注目しましょう。初めての借入時は上限金利が適応されることが多く、利息もそれに伴い結構多く取られます。
消費者金融の金利を見れば貰えばわかると思いますが、上限は「18%」前後であることが多く、この金利は高いといえます。
今までに借入したことがない人は安いと感じる人も中にはいると思いますが、実際に返済が始まると「利息が支払えない」なんてこともあるので、甘く考えないようにしましょう。
「消費者金融」と聞くと詐欺とか違法といった悪い印象がある人もいるのではないでしょうか。
実際のところ、昔なら違法な利息を取られたり詐欺があったりしましたが、現在の大手消費者金融なら詐欺や違法を気にする必要はありません。
消費者金融の利息は高いと紹介しましたが、それでも金利は法律で決められた範囲内に収まります。金利の上限は日本では以下のように決められています。
限度額 | 上限金利 |
---|---|
10万円以下 | 20% |
10万円以上100万円以下 | 18% |
100万円以上 | 15% |
上限はこのようになっていて、消費者金融で借入をする場合は最大で20%の金利となります。逆に言うと「金利が20%以上」である場合、詐欺であることが多く違法な利息を取られてしまう可能性が高いです。
消費者金融にはいわゆる「大手」と呼ばれるところから、「中小」と呼ばれるところがあります。先ほど説明した通り、大手ならほぼ法律内ですが、中小の場合だと違法の金利設定になっていることもあります。
大手以外で借入をする場合は詐欺ではないのか、違法ではないのかよく調べてから利用するようにして、自分の身を守りましょう。
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高い金利で高い利息を取られるのが嫌だ!という人は消費者金融での借入は避けるべきです。
ですがそれでもお金がどうしても必要というケースの人もいますよね。そういった人はどうすればいいのかというと、やはり金利が安いところを利用するしかありません。
銀行系と呼ばれる消費者金融は先ほど紹介した消費者金融よりも金利設定が低くなっています。少しでも利息を安くしたいならば下記のような消費者金融への申込を検討してみてはどうでしょうか。
銀行系消費者金融 | 金利 |
---|---|
バンクイック | 1.8%~14.6% |
三井住友銀行カードローン | 4.0%~14.5% |
みずほ銀行カードローン | 2.0%~14.0% |
多少の差はありますが、銀行系と呼ばれる消費者金融での上限金利は14%前後の設定が多くなっています。銀行系ではない消費者金融と比べると約4%前後の差しかありませんが、それだけでもかなり利息を抑えることができます。
お金がなく返済ができない時に、利息のみを返済したということを聞きますよね。実際のところ利息のみの返済ができるのか?というとできる場合もあります。
ですが、消費者金融で利息のみ返済というのは契約違反となってしまいます。そのため、利息のみ返済ができるからといって多用するのは避けましょう。さらに利息のみ返済をする場合は、必ず消費者金融側に連絡しておきましょう。むしろ連絡しなければ、返済とみなされないこともあるので注意が必要です。
利息のみ返済ですがそれ以外にも問題があり、信用情報にキズがついてしまう可能性もあります。何度も利息のみ返済をしていると、どんどんキズがついていき、最後はブラックリストになってしまう可能性もあるので、返済できるのであればきちんとした返済をしていくようにしましょう。
利息の計算方法は知らなくても特に問題ありませんが、知っておけば自分で計算して、おかしな利息を取られていないのか計算することができます。消費者金融で借入をするなら利息の計算方法を知っておきましょう。
まず消費者金融によって決められている金利は「年率」になります。例えば年率で10%と決められていたら、1年後に10%分の利息を返済する必要があります。10万円の借入をしたなら「10万×10%」となって、利息は1万となり最終的に11万円を返済するということになります。
「年率」と分かる通り、これは1年間お金を借りた時に発生するもので、1年未満で返済するという場合もありますよね。その場合はまた別の式で利息は計算されることになります。消費者金融の多くが次に紹介する式で計算されることが多いので、覚えるならこちらを覚えておきましょう。
消費者金融の利息は「借入額×金利÷365日×借入日数」といった計算式となります。先ほど例にあげた数値で仮に当てはめてみると、「10万×10%÷365×30日」といった計算式となります。
今回の借入日数は30日、つまりちょうど一月後に返済したらどうなるのか計算してみました。計算してみると「約821円」となり、10万円借りて一月後に返済するなら10821円を返済することになります。
実際には最近の消費者金融は一括で返済するのではなくリボ払いなどで分割返済していくことがほとんどです。そのため「借入額×金利÷365日×借入日数」で出た利息は基本的に1月後に返済する利息となり、完済するまでこの式で出た利息を支払っていかなくてはいけません。
消費者金融での金利は18%、銀行系は14.5%として実際にどれくらいの差があるのか計算していきます。比較してみるとわかると思いますが、少し変わるだけでも利息は安くなるのを確認しましょう。
金利 | 計算式 | 利息 |
---|---|---|
18% | 10万×18%÷365日×30日 | 1479円 |
14.5% | 10万×14.5%÷365日×30日 | 1191円 |
式は例によって10万円の借入をして30日後に返済するとして、条件は金利以外が同じ設定にしました。表を見てもらえばわかると思いますが14.5%の金利の方が利息は安いです。差は「288円」となり、これだけ見ると「差はこれだけなのか?」と思うかもしれません。
一月後の利息だけを見ればたったの約280円程度かもしれませんが、返済回数が多くなってくればこれが意外と大きな違いとなります。例えば消費者金融は何回かに分けて返済していくと紹介したと思いますが、2回目以降返済していけば最終的にかなりの差が出てきます。
そのため、やはり金利が低い方が圧倒的に利息も安く済むので消費者金融を利用するならばより金利が安いところを選んだ方が経済的であるといえます。
消費者金融で借入をしていて、どうしても返済できずに延滞してしまう可能性もありますよね。万が一、延滞してしまった場合は、利息にプラスして「遅延損害金」が発生するので、できれば延滞はしないようにしましょう。
遅延損害金の計算式は利息と似た計算方法となっています。注意点は借入額すべてに発生するのではなく、「返済額」に発生するという点ですね。
例えば10万円を借入していてその内の1万円を返済する予定があったとします。しかし理由があって1万円の返済ができずに延滞してしまったら、この1万円に対して遅延損害金が発生することになります。
遅延損害金の式は「返済額×20%÷365日×遅延日数」といったような式で計算されます。具体的な例をあげるとすると、1万円の返済予定があって、それを予定日に返済できずに予定日の10日後に返済したとしましょう。遅延損害金は20%とします。
式とするなら「1万円×20%÷365日×10日」という計算式となります。この場合だと遅延損害金は約54円発生するということになります。今回は遅延日数が10日で計算しましたが、遅延日数が伸びれば伸びるほど遅延損害金は高くなります。
返済を忘れてしまって、返済したいけど返済予定日からかなり日数が経過しており、遅延損害金が支払えない!ということも考えられます。もし、予定日に返済できない場合でも、それを放置せずにできるだけ日数が経過しないうちに返済できるようにするなり、消費者金融と相談しておきましょう。
消費者金融の利息が高いといわれると、下げる方法はないのか?探す人も多いのではないでしょうか。利息を下げる、つまり金利を下げる方法はあります。
下げる方法はありますが、その前に自分が借入している消費者金融と全く関係ないところから、金利を下げられるなどとうまい話が来てもそれは詐欺であることが多いので、このような話を聞いても連絡などをしないようにしましょう。
金利を下げる一つの方法としては、まず限度額をあげるという方法ですね。金利の上限は法律で決まっているとすでに紹介したと思います。例えば下記のような感じになりますね。
限度額 | 上限金利 |
---|---|
10万円以下 | 20% |
10万円以上100万円以下 | 18% |
100万円以上 | 15% |
このように限度額は増えれば増えるほど金利は安くなります。消費者金融で始めて借入をする場合は10万以上100万以下であることが多く、金利は18%であることが多いです。
限度額は後日増額することができるので、増額後、限度額が100万円以上になれば金利15%で借入できるようになります。増額にも条件がありますが、まずは限度額100万以上の金利15%を狙ってみましょう。
限度額の増額条件についてですが、長期間利用してその間に返済の延滞ができるだけ無いことが条件です。最低、約半年間利用してその間に返済延滞が無ければ増額できるといわれています。
増額するためにも審査があるので、必ず増額できるという訳ではありませんが、消費者金融で借入をするなら限度額の増加で金利を低くするために、返済の延滞がないようにしましょう。
消費者金融での増額は自分で申請することもできます。その結果、増額できればもちろん金利を低くすることはできますが、あまり期待することはできません。
ではどうするのがいいのか?というと、消費者金融をある程度利用していると、相手から増額の申請をしませんか?と相談されることがあるようです。このような相談が来た時がチャンスで、ほぼ増額することができるのでそれに伴い金利も下がります。
増額するタイミングというのは、自分ではなかなかわからないと思うので、消費者金融側から限度額について相談があったら、増額の検討をしてみましょう。
消費者金融には利息が0円になる期間が設けられている場合もあります。
銀行系ではこのような期間は設けられていないので、消費者金融ならではのメリットといっていいでしょう。かなりおいしい話ですが、ずっと利息が0円になるわけではなく短期間のみ利息0となります。多くの場合、始めて契約してから30日など、約1月だけ利息0である場合が多いです。
消費者金融 | 利息0期間 |
---|---|
アコム | 30日 |
アイフル | 30日 |
SMBCモビット | なし |
ノーローン | 7日間 |
SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス) | 30日 |
ノーローンの場合は、初回借入の時と、それともう一つ、7日以内に完済した翌月以降に借入した時も7日間利息0になります。つまり借入をしても7日間以内に返済すれば、翌日も利息0期間が設けられるため、7日間内に返済できれば何回でも利息0期間を受けられます。
このどの消費者金融も、この期間を超えると利息は通常通り発生するので、もちろん返済時に支払う必要があります。この期間内にできるだけ多くの金額を返済しておけば、最終的にかなり利息を節約することができるので、自分の生活に支障が出ない範囲で返済しているのも一つの手段と言えます。
消費者金融の利息計算式を見てもらえばわかると思いますが、返済は早ければ早いだけ利息も安くなります。例えば29日後に返済した場合と30日後に返済した場合でも利息は違います。1日だけ返済日を早くしただけでも利息は安くなります。
計算式 | 利息 |
---|---|
10万×18%÷365日×30日 | 1479円 |
10万×18%÷365日×29日 | 1430円 |
借入額は10万円、利息は18%と同じ設定ですが、返済日だけ1日の誤差があります。見ての通り29日後に返済した方が49円ほど安くなっていますね。例えばこれが20日後だったら10万×18%÷365日×20日で利息は986円となります。
返済日数は早ければ早いほど利息は安くなるため、余裕があるなら予定日よりも早く返済した方が利息を安く済ませることができます。この時の注意点ですが、あまり早く返済してしまうと、前月の追加返済とみなされてしまうこともあるので注意が必要になります。
消費者金融 | 期日前返済 |
---|---|
アコム | 返済日の2週間前から可 |
アイフル | 返済日の10日前から可 |
SMBCモビット | 返済日の前返済日の翌日から可 |
ノーローン | 返済日の15日前から可 |
SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス) | 前返済日の翌日から可 |
例えば返済予定日が30日で、予定日前に返済できる期間が10日だったとします。そうなると同じ月の20日に返済すれば前月の追加返済とみなされず、正常に返済することができます。
つまり予定日前返済が10日の消費者金融ならば実質、借入日数は20日の利息で済むということになります。自分のお金の使い方次第では、毎月予定日よりも前に返済するというのは大変だと思うので、余裕がある時に予定日前返済をして、コツコツ利息の削減をしていくとよいでしょう。
お金はいつ必要になるのかわからないので、長期間消費者金融と契約しておくこともできます。長期間、消費者金融と契約している人で、特に延滞をしていない人は相手からの信頼度も高く、たとえ増額しなくても金利を下げてもらえる可能性もあります。
その場合は相手からの連絡を待っているのではなくて、自分から交渉してみましょう。必ず金利を下げてくれるわけではありませんが、交渉次第では下げてもらえるので、長期間消費者金融を利用したと感じたら交渉してみるとよいでしょう。
利息が高いといわれている消費者金融で、高い利息を取られながら借入するのが嫌だ!というなら、借入をしない事が最善と言えます。
他の低金利の借入先を探すという方法もありますが、それでも利息は取られてしまいます。借入をしなければ借金も増えないし、利息を気にする必要もないので、一番は消費者金融などで借入をしない事ですね。ですが、どうしてもお金が必要になるという場合もゼロではありません。
消費者金融の限度額は増額できると紹介しましたよね。増額する人はほとんどの人が目的有りの人だと思います。例えば限度額の増額により金利の引き下げとか、借入額の増加などですね。
では目的がなければ増額はできないのか?というとそんなことはなく、特に目的がなくても問題ありません。例えば限度額100万円への増額ができるといわれても、特に使い道がない…。といった人でも問題なく増額ができるわけですね。
そのため、増額ができるのであればその時に増額しておけば、消費者金融で万が一、借入をしたときに、より低金利での借入ができる可能性があるので、後々のことを考えると良い手段であるといえます。
利息を安く抑えたいという人で増額ができるのであれば、その機会に限度額をあげてもらいましょう。ただし、限度額をあげることはメリットであると同時にデメリットでもあるので注意が必要になります。
増額するということは、利用できるお金が増えるということになります。人によっては、使い過ぎてしまうという人も中にはいます。特に最近の消費者金融での借入は便利にできており、あたかも自分の口座からお金を引き落としていると勘違いをしてしまう人も中にはいるようです。
増額することは使い過ぎにつながるので、使い過ぎてしまわないように注意しましょう。自身がないという人は増額しない方が無難であるといえます。
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