消費者金融あるある～他人名義借入トラブルとその対策はコレだ！

消費者金融の「あるある」として、「他人名義借入トラブル」というものがあります。消費者金融でお金を借りたいと思っている人に、「他人名義借入トラブル」の状況とその対策について理解をしてもらい、そこに巻き込まれないようにして欲しいものです。

様々な所に潜んでいるトラブルの種をよく理解し、それぞれの状況に応じた対策に当り、めんどうなことにならないようにしましょう。また、万が一トラブルに巻き込まれた場合の対処の仕方も少しは頭の片隅に置いておきましょう。

消費者金融での「他人名義借入トラブル」には３つの形態がアル！

お金を借りるという行為はどちらかというと、どこか切羽詰った状態の時に行われるのが多いのではないでしょうか。特に”お堅い”感じの銀行よりも消費者金融でのキャッシングには、より多くのトラブルが発生するようにも思えます。

特にトラブルとなりやすいのは、所謂「ブラック」となった人が自分名義ではお金を借りることができなくなって、他人名義でのお金の借り入れを考え出した時でしょう。「他人名義借入トラブル」は、ブラックになった融資希望者本人の問題ばかりでなく、まっとうな人々にも災難として降りかかってくる場合もあります。

消費者金融でお金を借り入れる時、「他人名義」に関わるトラブルとして、大きく３つの形態があるのです。

その３つの形態とは、次のようなものです。そのそれぞれの状況に対して、普段からトラブルに巻き込まれないような対策をしておくことが必要となります。

• 自分名義のローンカードを盗難・紛失の例
• 他人が自分名義のローンカードを作って使う例
• 身内が自分名義のローンカードを作って使う例

一つ目の「盗難・紛失」は、他人があなたの名義（他人名義）のローンカードでお金を借りてしまうケースです。初めから不正使用を目的にローンカードを盗む場合もあれば、たまたま拾ったローンカードを勝手に使ってしまう場合もあるでしょう。

二つ目の「他人があなたのローンカードを作る」は、個人情報が盗まれるか漏れてしまって、勝手にあなた名義（他人名義）のローンカードが作られお金を借りられてしまうケースです。そして三つ目が、この「他人」が「身内」であるという、実に考えられないようなケースなのです。

自分名義のローンカードの盗難・紛失による借入トラブルの状況

「他人名義借入トラブル」というと、誰か他人があなた名義のローンカードを作ったりして行なう、不正なお金の借り入れを思い浮かべるかもしれません。しかし、実際にはすでにあるローンカードを不正使用するという事例が多く発生しているのです。

この「他人名義借入トラブル」に至る事例には、次のようなものがあります。

• 泥酔時のローンカード盗難・紛失
• 飲食店などでの盗難・紛失
• 駅や電車内での盗難・紛失
• 車上荒らしによる盗難
• ゴルフ場や温泉施設ロッカーからの盗難

お酒の好きな人には耳の痛い話かもしれませんが、泥酔していろいろな失敗をしてしまった経験のある人も多いことでしょう。泥酔時には注意力が無くなり、お金はもちろん、クレジットカードやローンカードの盗難に遭う危険性が高まります。

また、”悪い人”たちは言葉巧みに誘ってお酒などを飲ませて意識を失わせ、貴重品を盗んだりもするのです。特に、繁華街など不特定多数の人間が集まる場所では、このような危険性はより高まるのです。

お酒に酔っていなくても、外食などで着席する時、荷物を何気なくイスなどに置くのにも注意が必要です。そこには、あなたの貴重品を狙っているスリが紛れ込んでいるかもしれないのです。

盗難被害の危険性は、電車内や駅構内にも潜んでいます。電車に揺られてついウトウトしたり、人混みで注意力が散漫になったりした時に、あなたの貴重品はスリの格好の餌食となってしまうのです。

お酒の場・飲食店・電車などでは、このような盗難被害の他に、単純に忘れ物・落し物として貴重品を紛失してしまうこともあるでしょう。更に、車は簡単に開けられてしまうためさほどセキュリティーは高くなく、ゴルフ場などのロッカーも暗証番号の盗み見の可能性が高く、充分に注意が必要な所なのです。

自分名義のローンカードの盗難・紛失による借入トラブルの対策

消費者金融のアコムの会員規約には、ローンカードの契約者に対して、「注意をもってカードを使用し、保管する」ことを明示しています。また、契約者以外のカード使用・譲渡・貸与を禁止していて、これらに違反して発生した損害は、契約者の負担になるとしています。

通常、消費者金融でのローンカードに関する規約は、このアコムのような内容になっていて、盗難・紛失に関してはローンカードの持ち主が重い責任を持っているものなのです。

自分名義のローンカードの盗難・紛失による借入トラブルが発生しないように、その対策はローンカードの契約者本人が充分に行わなければならないのです。

ローンカードの盗難・紛失による借入トラブルの対策は、事例別に以下のようにすることをお薦めします。

万が一、ローンカードの盗難・紛失にあった場合には、直ちに警察へ届けると共に、当該の消費者金融の専用の電話に連絡をしましょう。こうすることによって、ローンカードの不正使用による損害をかなり防ぐことができるのです。

他人が自分名義のローンカードを作って借入するトラブルの状況

「他人名義借入トラブル」で最も悪質なのは、まったくの他人があなたに成りすましてローンカードなどを作って、勝手にお金をかりてしまうというケースでしょう。”悪い人”たちはあの手この手で他人の個人情報を手に入れて、まんまと他人名義のお金の借り入れをしてしまうのです。

他人が自分（あなた）名義でローンカードを作るなどしてお金を借りてしまうトラブルには、実にたくさんの状況が存在しています。

キャッシングの際に必要な書類として、次のように「本人確認書類」というものがありますが、基本的に写真付きが一般的ですが、一部には写真の付いていないものもあります。

上記のように、健康保険証のみ本人と照合できる写真が無いものですが、それ以外の写真付きのものであっても、”悪い人”は何かしらの手段を用いて不正使用をしてしまうので、充分な注意が必要なのです。

他人名義によるお金の借り入れ被害に遭う状況に至る個人情報の流出としては、以下のようなものが考えられます。

• 「本人確認書類」の盗難・紛失
• 消費者金融データのハッキング
• 「名義貸し」

他人が自分名義のローンカードを作って借入するトラブルの対策

「他人名義借入トラブル」を防ぐためには、「本人確認書類」に関わる個人情報は、充分に管理して”悪い人”から守らなければなりません。

他人があなた名義のローンカードを作って不正使用をしないように、個人情報が流出する状況に応じた対策が必要となります。

この個人情報流出対策は、各状況別に次のようになっています。

大手の消費者金融では、通常はキャッシング利用者の個人データを信頼性の高い暗号通信技術でもって守っています。このため、インターネットなどの通信で個人情報をやり取りする際、あなたの側のセキュリティに問題が無い限り、個人情報が流出することはまず無いのです。

お金を正規の手続きで借りられなくなった人には、どこからか”悪い人”が近づいて来るもので、この「名義貸し」を唆してくることもあります。また、”ブラック”に陥った友人・知人からこの「名義貸し」をお願いされることもあるでしょうが、これは厳然とした違法行為となりますので、決して手を染めてはいけません。

不幸にも不正にローンカードが作られるなどして使用され、返済の催促が来た場合には、直ちに借入先の消費者金融に「内容証明」を郵送し、先方の調査と解決を待ちます。それでも催促が続くようであれば、決してお金を支払うことはせず、充分に不正に借り入れされたことを説明し、先方の判断を待つのです。

それでも先方の消費者金融が納得できない場合には、「債務不存在確認訴訟」を行なうという手段もとらなければならないかもしれません。ことが難しくなってきた倍には、やはり訴訟の専門家である弁護士に相談してみるのが先決でしょう。

身内が自分名義のローンカードを作って借入するトラブルの状況

他人とは違って、家族となると同居などによってあなたの個人情報はより手に入れ易くなっています。ましてや、何らかの理由で自分名義でキャッシングできない家族から、「名義貸し」を懇願されれば助けてやりたくなるのは人情というものでしょう。

しかし、この「名義貸し」という行為はけして家族ではあっても、その対象外とはならないのです。それは、キャッシングの審査はあくまでも申込者本人の情報を基に判断しているものですので、他人名義を使うということは誰であっても詐欺行為と見なされてしまうからです。

勝手に個人情報を盗んで不正使用したのではなく、「名義貸し」に同意をしてもらったら良いのではないかと考えるかもしれませんが、この行為は借入先の消費者金融を騙すことになるので、決してやってはいけない犯罪行為なのです。借りた家族も貸したあなたも犯罪者となりますので、絶対にやめておきましょう。

身内が自分名義のローンカードを作って借入するトラブルの対策

「他人名義借入トラブル」を防ぐためには、「本人確認書類」に関わる個人情報は、家族に対しても充分に管理して守らなければなりません。

身内の家族があなた名義のローンカードを作って不正使用をしないように、他人の場合と同様な個人情報が流出する状況に応じた対策が必要となります。

身内の家族に対しての個人情報流出対策は、各状況別に次のようになっています。

身内の家族で同居しているなど、特に近しい間柄であればあるほど、個人情報が目につき易い所にあり、不正使用のトラブルに発展してしまいます。不用意な個人情報管理で身内にトラブルを起こさせないよう、自分からの「名義貸し」もしないようにしましょう。

他人名義借入は犯罪デス！借入トラブルに遭わないように対策しよう

現在では、キャッシングの形態も様々で、申し込みから契約・借入までかなりのスピードアップによって、とても便利になっています。その便利な反面、「他人名義借入トラブル」が発生しやすくなっていることも事実でしょう。

消費者金融のアイフルのデータでは、キャッシングをする女性は３割近く、社長さんで１割強、パート・アルバイト・契約社員・嘱託合わせて２割強と、利用者の種類も多様化しています。そして、色々な所にお金の借り入れに関するトラブルの種が蒔かれているのです。

「他人名義借入トラブル」には、どのようなものがあるのか理解していただけたことでしょう。そして、それにはどう対処すれば良いのかもお分かり頂けたことと思います。

「名義貸し」はいかなる理由があろうとも犯罪であり、個人情報の管理不行き届きによる借入トラブルは、概ねその管理者の責任となりますので、充分な対策が必要なのです。

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