> > 消費者金融の借入限度額を増やしたい!増枠を申し込むタイミングは?

消費者金融の借入限度額を増やしたい!増枠を申し込むタイミングは?

すでに消費者金融のカードローンを利用している方の中にも、今の限度額以上に借り入れをしたい!と思うことがあるかもしれません。

そのようなときに考えるのが新たに借入先を増やすか、今借りているカードローンの限度額を増枠するか…ということですよね。

新規に借入先を探すのは大変だから出来れば増枠をしたい!と思った場合、いつでも誰でも増枠ができるのでしょうか?

それとも増枠を申し込むのに適したタイミングがあるのでしょうか?

今回は、消費者金融のカードローンの増枠についてご紹介していきます。もう少し借り入れしたいのだけど…とお考えの方、是非ご参考になさってみてくださいね。

教えて!消費者金融の限度額を増枠するための条件はあるの?

そもそも、増枠とは今ある消費者金融のカードローンの借り入れ限度額を増やすということになります。

こちらが「もっとお金を借入したいから、限度額を増やします」と勝手に言っても、消費者金融側がOKを出さないと増枠することはできません。

また、だれでも増枠ができるというわけではなく、増枠の為の審査というのも行われます。

まずは、増枠をするための条件を見ていきましょう。

消費者金融ごとに細かな条件は異なりますので、ここでは一般的に言われているものについてご紹介していきますね。

増枠後の限度額が総量規制の範囲内であることが絶対条件!

まず、注意してほしいことは、現在の限度額・増枠後の限度額とあなたの年収との関係です。

消費者金融で借り入れをする際は原則総量規制の範囲を超えて借り入れすることはできません。

  • 総量規制とは…
  • 貸金業法に定められている規制で、消費者金融をはじめとする貸金業者は個人に融資をする際、その個人の年収の3分の1を超える金額を融資してはいけないという決まりの事。

    1社からの貸付のみでなく、貸金業者すべての貸付金額の合計となるので注意が必要。

つまり、年収が300万円の方がA社で50万円、B社で30万円、C社で20万円既に借り入れをしている場合、既に年収の3分の1に達していますので、どれだけ増枠の申し込みをしても、希望がかなうことはないのです。

また、増枠の希望額についても、年収の3分の1を超える金額は認められませんので注意しましょう。

利用中に滞納など迷惑行為がないこと

増枠ということはその消費者金融を過去や今現在利用しているということですよね。

この時重要になってくるのは、今までの利用態度はどうだったのかということです。

私たちも人に物を貸すときに、貸したのになかなか返してもらえなかったという場合や、きちんとした状態で返してもらえなかった…なんていうことになるともう貸したくない!と思いますよね。

消費者金融も同じです。

毎回電話しないと返済してくれなかったり、長期間滞納されて中々返済されなかったり、任意整理などをして利息の支払いもなかった…なんていう人に対し増枠して更にお金を貸そう!とはならないでしょう。

きちんと決められた日に決められた金額を返済してくれるかどうかというのは増枠が認められるかどうかという時にとても重要な判断ポイントとなるのです。

信用情報にネガティブ情報があると増枠は難しい!

消費者金融に増枠を申し込むと、信用情報機関に登録されているあなたの信用情報をチェックされます。

  • 信用情報とは…
  • 消費者金融や信販会社、銀行などのローン(クレジット―カード、ショッピングローン、カードローン、商品ローンなど)を利用する際の利用状況(申込情報、ローンの商品情報、返済状況など)と申し込みに関するあなたの個人情報(氏名、住所、生年月日、勤務先など)を信用情報といいます。

    信用情報は日本にある3つの信用情報機関のいずれかに登録され、保管・管理されています。

信用情報をチェックした時に、他社の借り入れが異常に増えていたり、債務整理をしていたり、他社で滞納などをしているなどのネガティブ情報がある場合は、増枠を申請しても認められる可能性は低いと言えます。

知っておこう!増枠の申し込みはタイミングが重要です!

消費者金融のカードローンの増枠を申し込みたい!と思ったとしても、実は申し込みをするときに適したタイミングというのが存在します。

そもそも、増枠をする時には2つの状況が考えられます。

  • 消費者金融から増枠の案内が届いたから申し込みをする
  • 増枠をしたいから申し込みをする

適したタイミングを逃すと増枠もなかなか難しくなるかもしれません。

もっともベストなタイミングは増枠の案内が来たとき!

消費者金融によっては、半年~1年に1度程度、「この人は限度額をもう少し増やしても大丈夫かな?」というような検討を行うところがあります。

消費者金融も商売ですから、貸付額が多い程、のちの利益も多くなります。そして、確実に返済してくれる人に多く貸し付けをしたいわけです。

新しい人に貸し付けをするときは「本当にこの人はきちんと返済してくれるのかどうか」という確証を得ることができません。信用情報などから判断するしかないのです。

しかし、実際に現在利用している人なら、今の利用実績から、「この人なら増枠してもきちんと返済してくれるだろう」と予想を立てることができます。

そのため、「この人なら大丈夫!」と消費者金融側が判断した場合、特に増枠の申し込みが無くても、増枠の案内が届くことがあるのです。

このような場合、その案内に従って増枠の申し込みをすれば、増枠の申請も断然通り易くなりますので、増枠の申し込みとしては最も良いタイミングといえるでしょう。

ただし、増枠の案内の中には、あなた個人に向けたものではなく、DMやメールマガジンのように、多くの人に同時に案内される場合があり、このような場合は、審査によっては増枠できないこともあります。

「あなたの場合は○万円までの増枠が可能です」などの具体的な金額が入っている場合は、増枠できる可能性はぐっと高くなりますので、増枠の案内が来たときはチェックしてみてください。

自分で増枠を申し込む場合は半年程度経過してからが無難

とくに増枠の案内は来ていないけれど、どうしてももう少し借り入れしたいから増枠したい!となった場合は、ご自分で増枠の申請をすることになります。

この時注意してほしいのが、初めての借り入れからどのくらいの期間が経過しているかという点です。

例えば、初めての借り入れからまだ1か月もたっていないなんていう時は増枠しても認められる可能性は著しく低いと思っておきましょう。

増枠を審査するにはそれなりの返済実績が必要ですから、半年はきちんと返済して「増枠してもきちんと返済するから大丈夫ですよ」とアピールすることが大切です。

余りに短期間の増枠申請は、消費者金融に不信感を与えることになりかねませんので注意してくださいね。

消費者金融に増枠を申請することでマイナスになる事はあるの?

消費者金融に増枠を申し出て、それが受け入れられると今までより多くの金額を借り入れできるようになります。

良いことだらけのように感じる増枠の申請ですが、果たして増枠の申請することによって何らかのリスクはあるのでしょうか?

増枠を申し出たのに…逆に限度額が減らされることがある?

実は、増枠をしてほしくて申請したのに、結果的に限度額を今よりも減らされてしまう…というケースがあります。

「増やしてほしいのに!なんで減らされるの?」と憤りを感じるかもしれませんが、これは、増額により再審査をした結果、今のあなたの状況が以前と大きく異なっている場合におこります。

例えば、以下の点が以前と異なる場合、減額だったり、利用停止と判断される可能性もあります。

  • 著しく借入件数・金額が増えている
  • 金融事故を起こしている
  • 年収が変わった
  • 勤務先が変わった
  • 勤務形態が変わった

例えば、初めて申し込みをしたときは他社の借り入れが全くない状態だったのに、今はすでに複数の業者から借り入れをしている…なんていう状況の場合は、「この人の金融状況は悪化しているのかな?」と判断され、結局減額となる可能性があります。

また、既に他の業者と金融トラブルをおこし、信用情報に事故情報が記載されているとしたら、最悪の場合、減額ではなく利用停止となる事もあるのです。

そして、結構重要なのが、あなた自身の現在の就労状況です。

特に年収は総量規制の関係もありますので、年収が下がったとなると減額の可能性も否定できません。

勤務先が変更になったり、勤務形態が正社員からアルバイト等に変更となった場合、どうしてもマイナスの評価として判断され、限度額に悪影響があることがあるのです。

もちろん、アルバイトが正社員になったという場合や、年収が倍になったなどのプラスの変化の場合は、増枠には有利な判断材料となります。

増枠の申し込みの事実が信用情報機関に残ってしまうことも

信用情報機関に登録される情報は、何も利用中のローン商品の情報だけではありません。

ローン商品に申し込みをしたという情報も実際には登録されることになります。

増枠の申し込みをした場合、その事実が信用情報機関に登録される可能性が高いのです。

※信用情報機関に照会する前に審査が否決されるなどの場合は登録されないこともあります。

期間としては半年程度記録が残ると思っておきましょう。

この申込情報もあまりにたくさん登録されていると「申し込みブラック」と言ってそれだけで他のローン商品の審査に悪影響を与えますので、やみくもに申込みをするのは避けた方が無難です。

増枠のため金利や返済額が変わることがあるのでチェックしておこう!

増枠が認められると、もちろん今までの限度額以上に借り入れすることができるようになります。

しかし、その他にも変わることがあるかもしれませんのでチェックしておきましょう。

増枠することによって金利が変更となる場合があります!

多くの消費者金融で、利用限度額に合わせて複数の金利を設定しています。

増枠を申請し、認められることによって限度額が引き上げられるため、金利が変わってしまう可能性が高いのです。

「え?いままでより高くなっちゃうの?」と不安に思われるかもしれませんが、安心してください。

限度額が上がるとその分金利が下がる傾向にありますので、一般的には金利が引き下げされると考えてもらって大丈夫です。

増枠することで金利が上がるという可能性はほぼほぼありません。

ただし、消費者金融の商品内容や、増枠の範囲によっては金利が全く変わらないという場合もありますので、ご自分の場合はどうなるのかというのはしっかりチェックしておいてくださいね。

よく分からないという場合は、申し込みの前に業者にあらかじめ相談してみましょう。

増枠によって毎月の返済額が変わることがあるので注意!

消費者金融のカードローンを利用する際に、返済を一括払いにするのはなかなか難しいですよね。毎月一定の額を返済している方が多いのではないでしょうか?

このような場合、増枠によって毎月の返済額が変更となる可能性があるので注意しましょう。

例えばいままで10万円の限度額で10万円借入して毎月1万円返済していたとしても、増枠で50万円となった場合に、最低返済額が2万円になった…なんていうことはよくある話です。

借入額が大きい分返済額もそれなりに大きくなりますので、増枠する際には必ず毎月の返済額がどう変わるのかを確認しておきましょう。

増枠か借入先を増やすかはケースバイケースで判断しよう!

今消費者金融のカードローンを利用しているけれど、まだ更に借り入れしたい!となった時の選択肢は2つですよね。

  • 今借り入れしている所に増枠を申請する
  • 新規の借入先を探す

果たしてどちらがお得なのでしょうか?

増枠を申し込む方がお得の場合とそうでない場合があります

実は一概にどちらがお得かを言及することはできません。

ケースバイケースで人によってお得かどうかが異なるのです。

少しでもお得に借り入れしたい場合は、是非金利をチェックしてみましょう!

例えば、A社で今限度額10万円・金利18.0%で借り入れしている前提で、あと10万円借り入れしたい!となったとします。

A社で増枠をし、金利18.0%で限度額20万円にして借り入れするのと、新たにB社で10万円・金利15.0%で借り入れをするのでは総返済額は以下のように異なります。返済回数はともに24回払いとします。

A社で増枠し20万円借り入れ A社で10万円+
新規でB社10万円借り入れ
毎月の返済額 9,984円 9,840円
(4,992円+4,848円)
総返済額 239,627円 236,168円
(119,808円+116,360円)

総返済額3,000円以上異なることになります。

ただし、これは利用時のATM利用手数料などを考慮していません。たとえばA社もB社もATM利用手数料が150円以上かかる場合、毎月の返済にかかる費用はA社・B社で借り入れした方が高くなることになりますので、A社で増枠した方がお得になります。

金利・返済回数・借り入れ・返済にかかる費用(振込手数料やATM利用手数料)によって増枠か新規で借り入れした方がお得かの結果は異なりますので、必ず計算してから判断するようにしてくださいね。

また、複数の業者から借り入れしている場合、その後のローンの申し込みに悪影響を与えることもあります。A社から20万円借り入れをしているよりも、A社10万円、B社10万円借り入れをしている方がローンの審査のときに印象が悪く取られる可能性もあるのです。

これらの事を相対的に考え、増枠を申し込むか、別で新規で申し込みをするかを検討してみてください。

増枠を申し込む時は返済計画を新しく練り直そう!

ご紹介しました通り、増枠を申し込み、限度額が引き上げられることによって、今までの返済金額とは変わってくる場合があります。

そのため、増枠を申し込む時は、もう一度返済計画をしっかりと立て、増枠しても今まで通り返済できるか、返済が苦しくならないかなど検討するようにしましょう。

増枠をして利用するということは、単純に借金を増やすという行為に他なりません。

タイミングをしっかりと見極め、無理のない範囲で借り入れを行うようにしてくださいね。

【関連記事】
消費者金融の借入限度額を増やしたい!増枠を申し込むタイミングは?

新着記事
TOPICS