金利は無限？消費者金融の融資に金利の上限設定は定められているのか

世の中には数え切れない程多くの金融会社が存在しています。

そのうちの1つ消費者金融。ＴＶＣＭなどでも頻繁に宣伝されていますので、会社の名前をご存知な方も少なく無いのではないでしょうか。

しかし、細かな中身についてはイマイチ把握できていないでしょう。イメージとして、銀行に比べると融資を受けやすい、急な用立てには消費者金融の対応が早い、金利が高い…etc。などがあるかと思います。

そこで、今回は消費者金融の金利について詳しく見ていきましょう。

高いといっても金利の設定が無限というわけではないでしょう。きっと上限の設定もあるはず。

そこら辺を、銀行などの他の金融機関とも比較しながら実情を解説していきましょう。

そもそも銀行と消費者金融の違いは何？消費者金融とは

みなさんご存知のように、銀行でも消費者金融でもカードローンなどの同じ名前の商品を扱いっています。銀行系のカードローン、消費者金融のカードローンといった具合に分けらています。

では中身はどうなのでしょうか？実はこれ、ほとんど同じなんです。お金の借り方や金利の設定などは当然違いが出てきますが、これは消費者金融同士でも違います。

この両者の最大の違いは、”総量規制”という法律的な部分にあるのです。

総量規制とは、個人の借入額が本人の収入の3分の１以下におさめなくてはならないという、貸金業法で定められた法律です。

総量規制…借入れ合計額が本人の年収の3分の１を超えてはならない

これは、銀行や銀行系からの借入れには適応されません。

銀行と消費者金融の最大の違いを、まずは頭に入れて置きましょう。

メリットととしては、申込みから借入れまでの期間が短いという点が上げられます。

これは、会社によっては即日融資も可能になっています。急な用立てにはとても助かりますよね。

さらに、インターネットからの申込みが可能で、まったく来店しなくても融資をいけられる仕組みもあります。これも凄く魅力ポイントでもありますね。

返済方法も多様で、コンビニなどのＡＴＭを利用すれば24時間返済可能になっていて、返済遅延のリスクも逃れることができるでしょう。

では、デメリットはどうでしょう。

前述の総量規制の適応がまずそれに当たります。これは、法律で定められていますのでどうすることもできません。自分の借入限度額を十分頭に入れておきましょう。

借りすぎ貸しすぎを防止する法律ですので、しっかり守ることをお勧めします。

そして、もう1つ大きなデメリットは、銀行・銀行系に比べ金利設定が高いという点です。

これは、融資のスタイルが大きな理由になっています。消費者金融の場合多くは、無担保・無保証人で融資を受けられるのが現状です。

借りやすいがゆえに、リスクも伴う形になっています。

この金利設定について見てみましょう。消費者金融の金利は無制限に貸す側が設定できるのでしょうか？

実は金利設定も法律で定められているのです。この法律を”利息制限法”といいます。これも貸金業法の１つです。

詳しく見ると…

となっています。無制限にあがっていくわけではありませんので、ご安心を。

銀行にしても消費者金融にしても、互いにメリットデメリットが存在しています。

１番大切なのは、自分のスタイルに合った借入れを行ってください。無駄に上限まで借入れ額を、必要でもないのに引き上げたり、無理な返済プランを立てたりと、返済に大きなリスクを伴う行為は避けるべきです。

完済までが使命ですので、十分に考慮した上での借入れをお勧めします。