消費者金融、審査なしってどうなの？安全に借りる為の３つのポイント

あなたは消費者金融を選ぶときに、なにをポイントにしていますか？

認知度、利便性、金利、サービスなど…。また、お金の借りやすさも重要ですね。お金を借りたことのある方はご存じだと思いますが、お金を借りる時は審査が必要です。

審査は、その人にいくらまで貸すか、返済能力があるか、身元はきちんとしているかなどの確認です。このような審査は当然だと思われますが、実は「審査なし」「本人確認なし」と謳っている消費者金融もあるようです。

消費者金融を選ぶ時のポイントと、安全性について、３つの項目にまとめました。

「審査なし」「本人確認なし」ってほんと？？

審査なし、本人確認なしで借りられる業者が存在するのでしょうか。テレビＣＭなどで宣伝している大手の会社は、担保・保証人が不要ということはありますが「審査なし」ということはまずありません。

ＣＭでは会社名を謳っていますが、実際はバックボーンに銀行という親会社がいて、審査は厳しくなっています。

では審査なし、本人確認なし、という融資の条件が甘いのはどのような業者なのでしょうか。

甘い金融業者？対極の例

本人確認なし、だけの場合は実は大手消費者金融でも行っています。

審査後に登録した電話番号に連絡がきますが、その時に「在籍確認はしないで欲しい」という旨を伝えれば柔軟に対応してくれるようで、収入証明などを写真で送ればそれが本人確認になるそうです。

今はインターネットで申込みから借入れまで完結できるので、本人確認を簡易化、緩和するといった企業が増えていくかもしれませんね。

しかしこうした大手消費者金融とは対照的ではありますが、免許証・保険証、緊急連絡先のみで本人確認・審査として、すぐに融資してくれるところもあります。これはいわゆる「闇金融業者」です。

闇金融業者は国や県の営業許可を受けずにお金を貸している、違法な業者です。

法外な高金利で保証金・手数料などの名目で元金の何十倍という返済を要求する場合があります。

最近は「ソフト闇金」と呼ばれる、高圧的ではなく、普通の消費者金融のように接してくれる業者もあります。ＨＰがある業者もありますので検索してみて下さい。

金利や貸付条件について驚くようなことが堂々と掲載されています。もちろんソフトとつくからといって合法ではありません。

高額な利息により、返済が滞った場合、家に押しかけたり緊急連絡先に催促の電話をかけたりと恐喝のようなことをされることがあります。安全性はきわめて低いと言えるでしょう。

闇金融業者は確かに甘いというのかもしれませんが、その後の対応は辛いので気を付けましょう。

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慎重な業者選びが大切！

お金を貸してくれる金融業者は主に下記の通りになっています。

銀行カードローン　★★★

銀行により独自のサービスがあり、個人に向けた貸付はほとんどの場合、無担保・保証人不要で借りることができます。また消費者金融に比べ、金利が低めに設定されているという利点もあります。

さらに銀行は賃金業法に抵触しないので、２０１０年に施行された「総量規制」の対象外となっています。

大手消費者金融　★★★

大手消費者金融は昔は独立した会社として営業していましたが、２０１２年頃から銀行の子会社化するところが増えています。銀行と同じように独自のサービス、全国のＡＴＭやインターネットから借入れ・返済ができます。

銀行と比べると金利はやや高いのですが、借りやすさではこちらが上です。主婦や、パート・アルバイトの人でも借入れ可能です。１０万～５０万程度なら大手消費者金融をおすすめします。

中小消費者金融　★★☆

中小消費者金融は地方で数店舗、若しくは一店舗のみで営業しています。地方だからと言って近場の人しか借りられない、という訳ではなく、全国の人を対象に融資をしています。

上記の銀行、大手消費者金融と比べると金利が高い、振込みや返済をする金融機関が限られるなどデメリットもありますが、独自の審査で借入れをできる人の間口が広い（自己破産、債務整理などをした人も借入れ実績有）というメリットがあります。

大手などで審査がなかなか通らない…という人は、検討してみてください。

違法消費者金融　☆☆☆

複数の会社で借り入れを繰り返し、もうどこにも借りられない…という人が前項の闇金融業者から借りてしまうことがあります。

メリットははっきり言ってないでしょう。違法な金利や手数料、全額返したとしても次なる借入れを迫られたり。

一時的にはお金が入り安心できますが、その後のことを考えるとおすすめはできません。

各金融業者の特徴を知って申し込もう

結論を言いますと、「審査なし」「本人確認なし」という消費者金融はありません。

ただ、独自の審査でそういったところが甘いという業者は存在します。審査もなしに簡単に貸してくれる消費者金融はやめておいた方が賢明です。そこには落とし穴があり、容易には上がってこられないかもしれません。

果たしてその業者は安全か、また借入れを増やしていいのか、多重債務を抱えている人は、他から借入れをするのではなく、弁護士などに相談するのも一つの方法です。

多重債務を抱えたままにすると、最終的に違法消費者金融から借りるはめになりかねません。

どの金融業者もメリット・デメリットがあります。お金を貸して、その利息を元に営業しているので、銀行も金融業者もなるべくお金を貸したいと思っています。

なので、３０日間無利息というサービスや、全国のＡＴＭで２４時間返済可能という切り口で少しでも気軽に貸し出そうという取り組みを行っています。

しかし銀行や、子会社の大手消費者金融の審査が厳しいのは、低金利で貸し出すため、きちんと返済してくれる人を選んでいるからです。さらに保証人不要・無担保で貸し出す代わりに保証会社をつけなければなりません。保証会社からの承認も必要なため、より厳しくなります。

また総量規制が施行されて、２００８年以降、約１７０万人いた多重債務者が、２０１６年には約１０万人にまで減っていることから、総量規制対象外の銀行カードローンの融資を懸念して国の指導が入っていることもあります。

審査が厳しくてどうしても通らないという人は中小消費者金融などに相談してみましょう。間違っても違法消費者金融に申し込みをしてはいけません。

甘い言葉には罠がある、特にお金に絡むことなので、トラブルは避けたいですよね。