お金を借りたら必ず返す。これはとても大切なことです。
けれど、返済が遅れてしまったり、返せなくなり自己破産に追い込まれてしまう人も中にはいるようです。
そんなことにならないよう、自分が返済できるかどうかを、借入前にきちんと考えておくようにしましょう。
お金がないのではなく、時間がなくて返済できない人は、最初の契約から間違っていると言えます。
仕事が不規則な人、多忙すぎて営業時間内に行動できない人などは、ネットバンクや給与引き落とし口座をうまく活用するようにしましょう。
忙しい人に一番お勧めなのはネットを使った返済方法です。
返済日までに振込をしなければいけない、と言われても、急な出張や繁忙などでどうしても振込に行けないというケースは珍しいものではありません。
また、帰宅時間が遅い人や銀行やATMが開いている日にちに自由が利かない人にとって、振込というのは割と面倒な返済方法です。そんな時、ネットからの振込ならいつでもどこでも簡単に振込ができるので時間がなくても大丈夫。
あらかじめネットバンクに登録しておけば、インターネット回線を使っていつでも手軽に利用できます。
スマホなどの携帯機器からも利用できますので、休憩や通勤などの時間を使っての返済も可能。
ネットバンクを使える銀行も増えてきていますので、忙しくて返済まで手が回らなそう…という不安がある人は、借入前にネットバンクに登録しておきましょう。
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一番楽なのは、返済日に勝手に引き落としておいてくれるシステムです。しかし、普段使っていない口座を引き落とし口座に設定してしまうと、振込と同じように、毎回入金する必要が出てきます。
そこで、お勧めなのは給与振込用の口座を引き落としに使うこと。そうすることで、一定額を口座に残すようにするだけで自動的に返済され、遅延を防ぐことができるようになるでしょう。
注意したいのは、給与振り込み日直前が引き落とし日であるケース。給与振り込み直前は何かとお金がない時期ですよね。
そんな時、口座を空っぽにしてしまい、引き落としができなくなるという話はよく聞きます。
そうなると、自分で振込に行かなければならなくなるうえに、信用情報に遅延という汚点を残すペナルティを受けることにつながってしまうでしょう。
【返済金には手を付けない】ということを、しっかり胸に刻んでお金のやりくりをする必要があります。
忙しくて返済がしにくいだけならいくらでも対処はできます。
けれど、返済額が大きすぎて生活を圧迫し、結果、自己破産に追い込まれるというケースの場合はどうしようもありません。借入前のマネープランが重要と言えるでしょう。
収入が15万円しかないのに5万円の借り入れ、月1万の返済で半年ほどで返せるはずだ、と聞くと「まあ、結構借りたけど返せるんじゃないかな?」と思いがちですが、実際はそう簡単には行きません。
収入15万円中、1万円を返済に充てるとしたら、月14万円での生活となります。家賃光熱費食費に使ったら、いったいいくら残るでしょう。
たまには遊びに行きたいときもあるでしょうし、突発的な支出もあるでしょう。半年の間には衣替えもありますので衣類の買い替えにもお金が必要になってきます。
となると、途中で返済がきつくなる場面に遭遇しないとは言えないわけです。たとえ30万円の収入があったとしても、返済額が大きすぎると同じ事です。
借入の際は、本当に返済できるのか、生活に影響を与えないのかということまで考慮して、返済額を決めるべきです。
だからと言って、額を減らし返済期間を長くするというのも考え物。確かに、返済額を減らせば月々の返済は楽になるでしょう。
けれど、毎月利息を支払うことになりますので、最終的に支払う金額がどんどん膨らんでいくことになってしまうのです。
また、消費者金融での借入は信用にも響くことがあります。借金で縁談がつぶれた、借金がばれて離婚になった、などという話も全くないわけではありません。
最初から、必要最低限の金額しか借り入れないようにし、早めに返済できるようにしましょう。
借入時、大切なのは【確実に返せる金額設定をする】ことです。
しかし、一定期間後には収入が上がる、金銭的に余裕ができる、ということがわかっている人は、あらかじめ繰り上げ返済ができるタイプのローンを組んだ方が良いでしょう。
苦しい期間は少ない額を返し、余裕が出来たらある程度金額をまとめてドーンと支払う。そうすることで返済総額を減らすことができるとともに、余裕を持った返済ができるようになります。
繰り上げ返済は、上手に行うと返済期間を短縮でき、利息の軽減につながっていくお得な返済方法です。
けれど、何が何でも繰り上げ返済しなきゃ!と思うのは間違い。繰り上げ返済をするのにも、きちんとした計画が必要でしょう。
上記のチェックボックスに当てはまらないようだと、繰り上げ返済のメリットは享受できないので、無理をして繰り上げる必要はなさそうです。
特に、金銭的に余裕がないのに無理やり繰り上げ返済をしても、また金銭苦から借金をすることにつながりかねませんので、繰り上げ返済しても、ある程度の金額が手元に残るくらいでないとしない方が良いでしょう。
では、理想の繰り上げ返済とはどんな感じでしょうか?例として、月収20万、月2万返済のケースを見てみましょう。
Aさんは月収20万円で40万の借入金があり、月々23000円の返済で20回払い。利息は15%とします。返済から半年後、Aさんの月収は25万円にアップ。そこでAさんはアップした5万円をとりあえず貯金に回し、6か月貯めた後返済に回しました。
そうすることで2年以上かかる返済が1年経たずに完済、3万円ほどの利息が浮くことになったのです。
スタート残高 | 返済6か月残高 | 返済11か月目、貯金返済した場合 |
---|---|---|
460000 | 322000 | 22000 |
表を見てわかるように、チマチマ返していても返済金額はあまり減りません。
しかし、11か月目にガツンと返済すれば完済にぐっと近づくのです。(利息は各社によって扱いが違うため、表中では減らさずそのまま表記しています)
もちろん、給与アップしたのですから、5万円を毎月上乗せして返済するという方法も有効でしょう。けれど、もし何か急な入用があった時、お財布事情がきつくなるかもしれません。
その場合、逆に借金を増やしてしまうことになりかねませんので、生活に影響がないよう、ある程度ためながら様子を見て返済することをお勧めします。
よく多重債務はダメ!と言われますよね?どうしてだめだと思いますか?それは【返済が滞りやすくなるから】です。
複数社から借り入れると、複数社分の利息により、借入金が大きくなり返済が厳しくなるほか、複数の返済日の管理も面倒になり、結果、返済遅延を起こしがちです。
なので、借入先は1社、多くても2社程度にまとめておいた方が無難と言えるでしょう。
多重債務を防ぐ秘訣は借り入れ前の返済プランをしっかりすることです。
とはいっても大事なのは、きちんと返せる額を借り入れる、無理のない返済額でローンを組む、限度額以上の額は借り入れない、といった基本的なことです。
これだけで多重債務者になる可能性は格段と減ります。
「でも、もっとたくさんのお金を借りたいんだけど…」と思うこともあるかもしれません。
けれど、1社で借り入れできない金額というのは、その会社が判断した【あなたが返済できないかもしれない金額】です。
つまり最初から複数社でその金額を借り入れる=返せないかもしれない金額を借りるということ。ですので、できる限り、そんな金額の借り入れは避けるべきでしょう。
今現在、多重債務をしている人はおまとめローンに頼るのもアリかもしれません。
おまとめローンは金額が大きくなりがちなので審査に通らないこともありますが、まとめることさえできればその後の返済は楽ちん!
返済先が一社になることにより、面倒な複数回の返済がたった一回になりますし、月の返済額を減らすことによって毎月の支払いが楽になることでしょう。
借りたお金を期限内に返していくのは意外と難しいもの。
借入前の返済シミュレーションで確実に返せるよう、努力しましょう。
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