口コミで”審査が甘い”と言われる消費者金融を一覧にして紹介し、日本貸金業協会に加盟したり非加盟の所もあるということを説明します。但し、非加盟であっても金融庁の情報検索で貸金業者登録が確認できれば、必ずしも闇金ではないということも説明していきます。
安全な消費者金融を選択するには、日本貸金業協会への加盟だけでなく、金融庁での登録確認の他、いくつかの注意すべきことがあるということを説明していきます。
ネットの口コミで”審査が甘い”と言われる消費者金融の中でも、日本貸金業協会に登録されている貸金業者には安心感を覚えるものですが、必ずしもこれらの消費者金融では自社のキャッシング審査が甘いというような宣伝をしている訳ではありません。
以下に”審査が甘い”と口コミされ、日本貸金業協会の会員にもなっているので安心感がある消費者金融を一覧にしました。
「フクホー」は、1967年創業・1970年設立された、本社が大阪市にある消費者金融「フクホー株式会社」のブランド名です。”全国どこでも!ご来店不要で!即日ご融資も可能!”を強くアピールしています。
「セントラル」は、1973年創業で本社が愛媛県松山市にある消費者金融「株式会社セントラル」のブランド名です。”審査からお借入までスピーディー対応!セントラルなら即日ご融資OK!”とPRしています。
「アロー」は、2000年に設立された、本社が愛知県名古屋市にある消費者金融「株式会社アロー」のブランド名です。ホームページの商品紹介では、一番最初に「フリープラン」という使途自由なローンを、”最短45分で審査終了!”としています。
「ユニーファイナンス」は、1971年創業・1985年設立された、本店を愛知県名古屋市に置いている消費者金融「株式会社ユニーファイナンス」のブランド名です。特別に審査に関わる宣伝文句はなく、”あなたのライフスタイルを応援する、ユニーファイナンス。”がキャッチフレーズになっています。
「いつも」は、1993年に設立された、本社が高知市にある消費者金融「株式会社K・ライズホールディングス」のブランド名です。この会社も特別に審査に関わる強いアピールは見られませんが、全国どこでも振込融資・来店不要・即日融資・ネットの簡単申込みなどを強調しています。
「関東信販」は、1983年創業・1989年設立された、埼玉県にある消費者金融「株式会社関東信販」のことです。この会社の経営努力のひとつとして、”お金のトラブルのご相談役として”というのがあり、お金のことでトラブルになっている顧客の相談を多く受けているとのPRがあります。
ネットの口コミで”審査が甘い”と言われているものの、日本貸金業協会に登録されておらず、ちょっと怪しいのではないかと疑われる消費者金融もありますが、いずれも正規に貸金業登録が行われており、別に怪しい”ヤミ金”のようなものでは無いのです。
以下に”審査が甘い”と口コミされ、日本貸金業協会には会員に登録されてはいない消費者金融を一覧にしました。
「キャレント」は、2003年に設立された、東京都品川区にある消費者金融「株式会社IPGファイナンシャルソリューションズ」のブランド名です。ブランド名に添えられたキャッチコピーは”ネットで借りるならキャレント”で、審査には触れていませんがネット申込でのスピード融資を暗に匂わせています。
「ハローハッピー」は、2007年に設立された、本社が大阪市にある消費者金融「株式会社ハローハッピー」のブランド名です。ホームページのトップに”ハローハッピーは安心できるパートナーです。”と掲げ、Q&Aでは自己破産者などへの対応にも真摯に回答している利用者にやさしい会社のようです。
「アルコシステム」は、1983年に設立された、兵庫県姫路市にある消費者金融「株式会社アルコシステム」のことです。ホームページのトップには”民事再生 自己破産 債務整理された方・・・好評受付中!”と大きく表示されていますが、不正な借り入れ行為については警察への通報をする旨、はっきりと通告しています。
「アルク」は、2007年に設立された、大阪市にある消費者金融「株式会社アルク」のことです。融資の流れの説明の初めに”スムーズな流れで、お客様のお金のお悩みを解決します!”とあり、しっかりと審査などの対応をしてくれる感じがします。
「フクホー」のキャッシング商品には、「フリーキャッシング」・「貸金業法に基づく借換えローン」・「レディースキャッシング」などがあります。その貸付対象者はいずれも”20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方で当社基準を満たす方”となっています。
新規申込みに際して最初に確認を促されるのが、次に挙げる状況の人には貸付できないということです。
各キャッシング商品毎の必要書類とは、以下に示すようなものです。
キャッシング商品 | 必要書類 |
---|---|
フリーキャッシング | ・本人確認書類 ・所得を証明する書類 ・住民票原本 ・その他必要と認めた書類 |
賃金業法に基づく借換えローン | ・他社借入条件等の確認ができる書類 (以下、「フリーキャッシング」に同じ) |
レディースキャッシング | (「フリーキャッシング」に同じ) |
「フクホー」の口コミの内容別の割合を見てみると、1644件確認した内で次のようになります。
内容 | 割合 |
---|---|
審査通過 | 約27% |
審査落ち | 約11% |
利用中 | 約23% |
その他 | 約39% |
この内「利用中」ということは審査を通ったということですので、「審査通過」と合わせて約50%の人が「フクホー」のキャッシング審査を通過しているということです。
「フクホー」でのキャッシングに対するネット上の「審査通過」に分類される口コミには、破産経験者や自ら”ブラック”であるとする人が借入できたというものが多く、確かに”審査が甘い”のではないかと思わせるところがありました。
「審査落ち」に分類された口コミでは、”必要書類が多い”、”否決後に闇金から電話”、”個人再生返済中は貸せない”、”仮審査後4日ほどで否決”などというものがあり、かなり念入りに審査しているようにも思えます。審査の通過・否決の違いは、単に申込者の側に要因があるのではないでしょうか。
「利用中」に分類された口コミでは、”返済中の電話がウザい”、”残りの返済額を教えてくれない”、”返済相談を何も聞かない”、”返済日の変更が伝わらず遅延として裁判沙汰にされた”など、返済に関わる不満が多く見受けられます。貸付を甘くして、取り立てを厳しくしているということなのでしょうか。
「その他」に分類された口コミでは、”必要書類送付後1週間以上音沙汰なし”、”必要書類が多い”、”男性社員○○の対応が悪い”、”時間がかかる”、”返済額をきちんと計算し直した方がよい”など、対応への不満が多いようです。
「フクホー」以外の日本貸金業協会加盟の消費者金融のキャッシング審査がどのようなものなのかも気になるところですが、それぞれのホームページから窺われることは次のようなものでした。
「セントラル」のキャッシング審査は、カードローンの貸付対象者として”20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方”という基準に依っています。ネット申込みで必須とされる入力情報には、次のように多くの個人情報が含まれます。
「アロー」のキャッシング審査は、「フリープラン」という商品では最短45分で終了するとの速さがアピールされています。ネット申込みをする時に契約できないとされる条件として、次のようなものがあり、これが審査基準の根幹となっているようです。
「ユニーファイナンス」のキャッシング審査は、必要書類として運転免許証・健康保険証・所得証明書・その他身分証明書2点以上などの提出が求められ、”慎重審査”のためと説明されています。また、原則として担保・保証人は不要なのですが、専業主婦(夫)に限っては配偶者の同意が必要となることが特徴的です。
「いつも」のキャッシング審査は、申込みできる人の条件として”満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する「給与所得者、自営業者、パート・アルバイト、派遣・出向・委託社員、主婦、学生」の方で、当社基準を満たす方。”としています。そして、本人確認書類と借入額によって年収確認物が必要となります。
「関東信販」のキャッシング審査は、利用できる人を「20歳~59歳で会社にお勤めの方」・「社会保険証をお持ちの方(国民健康保険証の方はお受けしておりません)」・「地域は問いません」としています。しかし、改正貸金業法で融資できなくなった例として、「専業主婦(夫)」・「収入のない方」をあげています。
「セントラル」の口コミの内容別で審査を通っている割合は、16件確認した中で「審査通過」約56%、「利用中」0%と合計で56%ほどと半数を超えています。債務整理・破産宣告・個人再生・任意整理などの人が審査通過した口コミが多く、対応も早くて丁寧とされています。
「アロー」の口コミの内容別で審査を通っている割合は、54件確認した中で「審査通過」約56%、「利用中」約2%と合計で58%ほどとここも半数を超えています。自己破産・債務事故・債務整理・任意整理などの人が審査通過した口コミがあり、総量規制を境に審査の結果が出ているようです。
「ユニーファイナンス」の口コミの内容別で審査を通っている割合は、43件確認した中で「審査通過」約23%、「利用中」約12%と合計で35%ほどとなっています。任意整理・個人再生・自己破産・債務整理などの人が審査通過した口コミがある反面、約49%を占める「その他」の中には不可解な対応を指摘するものも多いです。
「いつも」の口コミの内容別で審査を通っている割合は、24件確認した中で「審査通過」約38%、「利用中」約17%と合計で55%ほどとここは半数を超えています。審査通過・否決のどちらの口コミでも、その対応の早さが感じられる口コミが多く見受けられます。
「関東信販」の口コミの中に、審査を通った割合を知ることのできる情報を見つけることはできませんでした。”否決時の連絡がない”、”受付時の対応が悪い”などの口コミがあるようですが、信憑性のほどは定かではなく、老舗消費者金融にも関わらず口コミ情報はとても少ないのです。
”審査が甘い”と口コミされる消費者金融の中には、ほとんどの貸金業者が会員となっている日本貸金業協会に入っていないところもあり、少し怪しいと思ってしまうところもあります。しかし、ちゃんと貸金業登録をしている所であれば、それなりに理由があって非加盟となっているのであり、問題は無いものと思われます。
消費者金融「キャレント」は日本貸金業協会の会員でないため本当に正規の消費者金融なのかと不安になりますが、金融庁の情報検索を行なえばれっきとした正規の消費者金融であることを確認することができます。
ちなみに日本貸金業協会の会員になるメリットとしては、「法務相談の支援を受けられる」・「協会のロゴを使える」・「研修会に非会員より安く参加できる」・「CMや広告の出稿前事前審査を受けられる」・「情報を入手しやすい」といったものがあります。
消費者金融「キャレント」の口コミ情報をまとめると、大体次のようになります。
「キャレント」以外の日本貸金業協会非加盟の消費者金融においても、債務整理・自己破産などの経験者の他、パート・アルバイトなどの職業属性的に弱い立場の人まで幅広く審査が通過していることがわかります。
「ハローハッピー」の口コミ情報では、14件確認した中で「審査通過」約29%、「利用中」約7%と合計で36%ほどとなっています。債務整理・自己破産した人が審査通過したことに関するコメントの他、「その他」として”申込書の書式が古い”、”情報を流すみたい”、”やる気なし”など負の状況も指摘されています。
「アルコシステム」の口コミ情報では、631件確認した中で「審査通過」約41%、「利用中」約17%と合計で58%ほどと半分以上となっています。ネット申込み後45分もしないで融資が可決されたり、破産・債務整理経験者の審査通過などがコメントされています。
「アルク」の口コミ情報をまとめると、大体次のようになります。
消費者金融を選ぶ基準には、一般的に次のようなものがあります。
他の金融機関での融資がままならない人にとっては、”審査が甘い”と口コミされる消費者金融に望みをかけたくなるもので、上記の消費者金融を選ぶ基準の中でも、”審査のゆるさ・速さ”は最も重要なポイントとなることでしょう。
しかし、ネットの口コミ情報というものは、審査に通過した人と否決された人ではまったく異なるもので、通過・否決に関わらず個人の性格・状況などによってもまったく違ってきます。そのため、実際にその口コミをした人がどんな性格でどんな状況にあったのかを知らなければ、口コミの精度はあまり高いものではないのです。
口コミする人の中には、対応した担当者の態度を悪く受取りワザと負のコメントを書き込む人もいることでしょう。逆に、消費者金融を宣伝するために事実以上の良いコメントを書き込まないとも限りません。
”審査が甘い”という口コミ情報を信じて消費者金融を選ぶ時には、次にあげるポイントに注意していると良いのではないでしょうか。
”審査が甘い”と口コミされる消費者金融を選ぶ時には、まるまる口コミを信じるのではなく、自分が借りたい条件をはっきりさせて、口コミはちょっとした参考程度にするのが一番でしょう。
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