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あなたはどっち?違いを知って上手に使う、銀行カードローンと消費者金融

急にお金が必要になった!!借りたいけれど、どこから借りるのがいいの?
キャッシングには銀行カードローンと消費者金融があるみたいだけれど、違いがわからない・・・。

いざ借りるとなったら迷いますよね。そんなあなたのために、借りやすさ、金利、サービス面など、気になる点を徹底比較してみました。

お金を借りる目的や金額、返済期間など事情も人それぞれ。自分にはどちらが合っているのかキチンと知って、賢く活用しましょう。

銀行カードローンと消費者金融はどこが違う?

主な違いはこの3点です。

  • 総量規制
  • 金利
  • サービス面

では一つ一つ説明していきましょう。

一番の違いは「総量規制」

銀行カードローンと消費者金融の大きな違いは、なんといっても「総量規制」でしょう。

総量規制

貸金業法において、貸金業者が個人にお金を貸す場合、その人の年収の1/3を超える金額を貸付けてはいけないと規制する法律。
例えば年収300万円の人なら、1/3の100万円が貸付けできる限度額となります。

もともとは、不相応な借入れを繰り返して借金地獄に陥る・・・といったことを防ぐために設けられたものなのですが、この規制によって、個人が多額の借入れをすることが難しくなりました。

しかし、この総量規制は消費者金融だけに適用されるもので、銀行カードローンは対象外となっています。銀行カードローンには貸金業法ではなく、銀行法が適用されます。ですから貸金業法で定められている「総量規制」についても、銀行には当てはまりません。

つまり、審査に通れば総量規制に関係なく借入れができるということ。高額の借入れがしたい人や、消費者金融では総量規制によって借入れできなかったという人でも、銀行カードローンなら可能です。

銀行カードローンの方が金利は安い

金利は一般に銀行カードローンの方が低めに設定されています。

銀行カードローン3社の金利比較(年率)

みずほ銀行カードローン 3.0%~14.0%
三菱東京UFJ銀行カードローン 1.8%~14.6%
三井住友銀行カードローン 4.0%~14.5%

では消費者金融の金利はどうかというと・・・。
消費者金融3社の金利比較(年率)

プロミス 4.5~17.8%
アコム 3.0~18.0%
SMBCモビット 3.0~18.0%

表を見てもわかるように、銀行カードローンの金利がだいたい14.5%くらいであるのに対して、消費者金融は18.0%くらいに設定されている場合が多いようです。
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できるだけ利息を払いたくない、毎月の返済金額は少しでも安いほうがいいと考えるのならば、銀行カードローンのほうがメリットが大きいといえます。

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ただし、消費者金融には30日間の無利息期間がついている商品があります。ですからその期間内に完済できるのならば利息はゼロ。給料日前にちょっとだけ借りたいというような時にはお得ですね。

【関連記事】
無利息で借りられる消費者金融ってある?お得に利用するための方法

大手消費者金融はサービスが充実

総量規制と金利の面では銀行カードローンに分がありそうですよね。ですが消費者金融ならではのサービスもあります。

  • 即日キャッシング
  • 女性専用窓口がある

緊急事態でどうしても今すぐお金を借りたいというような場合には、申込みからキャッシングまで少しでも早いほうが助かりますよね。

大手消費者金融はたいてい即日キャッシングに対応しています。審査にかかる時間は30~40分程度。早ければ申込みから1~2時間でキャッシングできる場合も。
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銀行カードローンでも、指定の口座を持っている場合は即日キャッシングできるケースもありますが、一般には消費者金融のほうがスピーディに対応してくれそうですね。

ただ、14時~15時までに申込みと契約手続きを完了させないと、融資開始が翌日(翌営業日)以降になってしまいますので注意しましょう。

女性の中には、お金を借りたいけれど消費者金融ってなんとなく怖い・・・というイメージを持つ人も多いと思います。

プロミスやアイフルなどの大手消費者金融では、女性専用の窓口を用意しているところがあります。電話は必ず女性スタッフが対応してくれますので安心して申し込みができますね。

私ならどっち?銀行カードローンと消費者金融の目的別利用法

お金を借りたい目的は人それぞれ。また「専業主婦だけど大丈夫かしら」 「家族や周囲の人に知られたくない」「短期間だけ、ちょっと借りたい」など、立場や事情も違いますね。

銀行カードローンと消費者金融のどちらを利用するべきか、いくつかのケースごとに考えてみましょう。

専業主婦なら銀行カードローンがおすすめ

専業主婦は収入がないため、原則として消費者金融を利用することはできません。総量規制に引っかかってしまうためです。

どうしても消費者金融から借入れしたい場合は、本人確認書類のほかに配偶者の同意書と婚姻関係を証明できる住民票か戸籍抄本が必要になります。
借入れする金額によっては、配偶者の収入証明書の提出を求められることもあります。

配偶者の了解を得られればいいのですが、それが難しい場合や、夫に内緒で借りたい場合は総量規制対象外の銀行カードローンがいいでしょう。銀行カードローンなら本人確認書類だけで契約ができますし、一定の借入限度額を超えなければ収入証明書も提出する必要ありません。

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周囲バレを防ぎたいなら郵送物に注意

悪いことなんかしていないけれど、お金を借りるのって何となく後ろめたい感じ。家族や同僚に知られたら恥ずかしい。

そんな「周囲バレ」を防ぎたいなら、申込み時の手続きに注意しましょう。

手続きはなるべく簡潔なほうがいいですね。やたら多くの書類を提出しなければならないとか、自宅や職場に電話がかかってきたり郵送物が届いたりすると周りに気づかれる危険が。かといって、わざわざ店舗に行かなければならないのも煩わしい。

できればスマホだけでサクッと契約完結してしまいたいですよね。

銀行カードローンでは新生銀行カードローンレイク、消費者金融ではプロミスとSMBCモビットがバレにくい部門の上位です。

新生銀行カードローンレイク

  • 運転免許証など、本人確認書類だけで申込みできます。(借入れ額によっては収入証明が必要な場合あり)連絡先も携帯電話の番号でOKです。
  • カードレス契約も可能。ネットで申込み後、書類やカードを自動契約機で受け取れば、自宅に郵送されることはありません。
  • 「WEB明細」を利用できます。取引明細をWEBでダウンロードできるため、明細書が自宅に郵送されてくることもありません。
  • 申込み時に、フォームの「ご家族の承知の有無」欄で「内緒」を選択しておけば、自宅に連絡が必要な場合でもバレないよう配慮してくれますよ。

プロミス

  • 申込み→借入れ→返済まで、すべてネット(スマホ)だけで取引可能。いっさい書類の受け渡しがなくキャッシングできます。
  • 「WEB明細」を利用できます。(メールアドレスの登録が必要)
  • 全国に店舗や自動契約機があるため、バレないように旅先とか自宅から遠く離れたところでも契約しやすい。
  • 三井住友銀行の支店にあるローン契約機でも申込みができます。「消費者金融の契約機に入るところを目撃されたらイヤ!!」という人でも、銀行なら大丈夫ですよね。

SMBCモビット

  • プロミスと同様、ネット・スマホ完結(WEB完結申込)あり。なんといっても審査が早い。申込みフォームの入力項目が少ないため、公式ページから入力すると10秒で一次審査(事前審査)完了です。
  • カードレスで利用が可能。(ただし三井住友銀行もしくは三菱UFJ銀行の口座を持っていることが条件)
  • 利用できるATMは全国に100,000台以上。いつでもどこでもキャッシングや返済ができます。
  • 高額借入れが可能。限度額800万円は消費者金融の中でも最大級。個人事業主さんなど、急いで高額の資金が必要な人にはありがたいですね。

ちょこっと借りたいなら無利息期間付きが便利

「給料日までの数日間を乗り切りたい」「急にお金が必要に。来月のボーナスで返せるんだけど・・・」というように、短期間に少しだけ借りたい場合には無利息期間付きのカードローンがお得です。

無利息期間付きサービスのある主なカードローンは下記の通りです。

銀行カードローン

借入れ額 新生銀行カードローンレイク ジャパンネット銀行ネットキャッシング
5万円未満 契約日の翌日から180日間 ※初回借入日から30日間
5万円以上 契約日の翌日から30日間 ※初回借入日から30日間

※極度型ローンを初めて利用する人

消費者金融 

借入れ額 プロミス アコム
5万円未満 初回借入日から30日間 契約日の翌日から30日間
5万円以上 初回借入日から30日間 契約日の翌日から30日間

ここでちょっと注意すべきなのは・・・。

無利息期間サービスはほとんどの場合「初めて利用する人」に限定されていることです。つまり、初回の一回のみ使えるサービスだということ。

ただ、他社のカードローンをすでに利用している場合でも、その会社のカードローンを利用するのが初めてならば大丈夫です。

さらに、無利息期間とは「いつからいつまでなのか?」ということにも気をつけましょう。

例えば同じ30日間の無利息期間でも、会社によって「お金を借りた日」から30日間となる場合と「契約した日」から30日間となる場合があります。

契約日が起算日となる場合には「初めてお金を借りたときにはすでに無利息期間が終わっていた・・・」などということも十分考えられますよね。ですから無利息期間がいつからいつまでなのかをしっかりと確認しておくことが大切です。

消費者金融を利用するなら闇金に注意

カードローンを申込むときに心配なのが「審査に通るかどうか」ですよね。

一般に「銀行カードローンは審査が厳しめだが消費者金融はユルい」などと言われているようですが、実際には消費者金融だからといって審査が甘いことはありません。

「やっぱり定職に就いていないとダメ?」と不安になる人もいるかもしれませんが、アルバイトやパートでも安定した収入があり、過去に債務整理や滞納の経験がある人(いわゆるブラック)でなければまず大丈夫でしょう。

ただ、小規模の消費者金融の中には無収入やブラックの人にでも融資すると謳っているところがありますが、闇金の可能性が高いので注意が必要です。?

ここをチェック!

  • 無収入やブラックでもOKと豪語している
  • 携帯電話の番号しか載せていない
  • 金利がやたら高い

最初のほうでも述べたように、貸金業者は「総量規制」というルールがありましたね。このルールによると、収入のない人にはお金を貸すことはできないはずです。

また、貸金業者が広告を出すときには、電話番号を明記することになっています。このときに記載できるのは、固定電話、あるいはフリーダイヤルだけと決められています。携帯電話だけというのは認められていません。

法律では金利の上限は20%と定められており、これを超えることはできません。20%を超える金利を要求してくるようなら間違いなく闇金です。
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消費者金融を利用する場合は、こうした違法業者に引っかからないよう十分注意しましょう。

銀行カードローンと消費者金融。違いを知って賢く借りる

銀行カードローンと消費者金融の違い、おわかりいただけましたでしょうか。

金利やサービス面など、いろいろな違いがありましたね。自分に合ったキャッシングをするにはそれぞれの違いをキチンと知っておくことが大切です。

たとえば「毎月少しずつ返済したい」というなら、金利の低い銀行カードローンの方が返済葬額は少なくなりますし「急いで借りて、すぐに返済」なら、スピーディに対応してくれる消費者金融が便利。

このように、どちらが目的に合っているかをよく考えて、無理なく利用してくださいね。

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