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遅延損害金以外にもある!消費者金融借入での支払い遅延デメリット

お金を借りたけど、返済が遅れてしまったという話は少なくありません。

忙しくて振込に行けなかった、お給料前でどうしてもお金がなかった、残高不足で引き落としされていなかった、忘れてしまっていたなどなど、理由は様々。それぞれに言い訳もあるでしょう。

でも、金融会社側からすれば、どの返済遅延も遅延は遅延。等しくペナルティが付くことになります。

そのペナルティも一つだけではありません。わかりやすいペナルティから自分の知らないところで発生するペナルティまであります。

遅延損害金は目に見えるペナルティ

目に見えるペナルティとしてわかりやすいのが遅延損害金です。返済が遅れたら返済金額にちょっぴり上乗せされ請求されて来ると思います。

返済が遅れたことに対する罰則金とでも言えばわかりやすいでしょうか?会社によっては延滞金と表現しているところもあります。

塵も積もれば山となる!意外とキツイ遅延損害金

遅延損害金は借入時の利息と同じように、年率を日割りして計算されます。が、一般的に借入利率よりも高い利息計算がなされるため、何度も遅延を繰り返すとかなり大きな額になります。

一般的な金融業者の場合、法定利息上限が18%、遅延損害金上限利息が20%ですから、たいていの会社は20%の利息を設定しているようです。

  • 遅延損害金=遅延時の借入残高×遅延損害利率÷365日×遅延日数

遅延日数というのは、本来の返済期日の翌日から、実際に支払われた日にちまでの期間のことです。ですので、100万円の借入残高があり、10日間返済が遅れた場合は【1,000,000×20%÷365×10=5,479】つまり、5,479円が遅延損害金として請求に上乗せされるということですね。

注意したいのは遅延金の支払いは次の支払い時に一緒に払うというところです。つまり、さっさと払ってしまって少しでも延滞金を少なくしよう、と思っても出来ないことがあるということ。

延滞したらすぐに振込用紙が来たり、お金を入れたら自動引き落とししてくれたり、そもそもいつでも支払える状況であれば、気が付いたらすぐ対処するようにすればダメージは必要最小限に抑えられるかもしれません。

しかし、あらかじめ引き落とし日などが決まっている会社ですとタイミングを逃してしまい、丸々一か月分の損害金を支払う羽目になることもあり得ます。

遅延損害金は気を付けてさえいれば支払う必要のないお金です。支払いが遅れないよう、毎月忘れないよう返済していきましょう。

事前に連絡しても発生する遅延損害金

色んなサイトを見てみると、【返済が遅れそうなときは事前に連絡を】と書いてあることが多いので、事前に連絡すれば遅延を見逃してもらえると勘違いしている人も多いようです。

けれど、実際には事前連絡をしても、督促が来なくなるくらいのメリットしかなく、遅延損害金が発生することになります。

そもそも遅延損害金は法律で認められた正当な請求であり、支払いが遅れたからには拒むことはできません。

少しでも遅延損害金を払わないようにするためには、そもそも遅延しないこと、返済が遅れたらすぐに対処するということくらいしか出来ることはありません。

「どれくらいの請求が来るんだろう?」「遅延金の支払い方法は?」と不安になったらすぐに問い合わせ窓口に連絡し、速やかに対処することが大切です。

  • 遅延損害金は返済期日から実際に返済した日までの期間で計算される
  • 請求された場合、必ず支払わなくてはいけない
  • だいたい20%くらいで請求される

督促の電話や手紙で周囲に借金がばれる可能性も!

返済遅延で困ることは、やっぱり督促の連絡が来ることではないでしょうか?その連絡は手紙だったり電話だったりと様々ですが、その連絡により周囲に借金がばれるということは意外と多いです。

借金バレの大半はこの、督促によるものだと思っても良いでしょう。

もちろん、金融会社側も配慮はしていますが、督促はある日突然来るパターンが多く、延滞者にとってはフイうちになってしまうので、どうしても上手に隠せなくなってしまうのです。

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督促連絡が来ないようにするにはメールサービスを利用しよう

「突然の連絡で身構える間もなく周囲に借金がばれるなんてイヤ!督促連絡なんてなければいいんだ!」という気持ちもわかります。けれど、督促の連絡は悪い事ばかりというわけでもありません。

遅延の理由の多くは【返済日を忘れてしまっていた】というケースです。そのため、周囲バレさえ気にしなければ、むしろ思い出させてくれてありがとうくらいのものでしょう。とはいえ、やはり返済の催促というものは気分が良いものではありませんよね。催促されないためにも、返済日は忘れないようにした方がいいのは確か。

そこでお勧めなのは、返済日をメールでお知らせしてくれるサービスです。返済日近くになるとメールで返済を忘れないようにと事前にお知らせしてくれるので、返済忘れがなく、完済まで周囲に秘密にしておけます。

ただ、このメールサービスはどこでもやっているというわけでなく、数社の消費者金融で取り扱っているだけのようです。ですので、借入時に確認し、メールサービスがあるようであれば設定しておくようにしましょう。

WEB完結型や、マイページ登録ができる金融会社ではこのサービスはよくあるようですね。

ブラックリストに載る可能性も!?遅延は大きく信用を損ねる

返済遅延のデメリットはお金だけではありません。目に見えないところでも自身に悪影響を及ぼすことになります。その中でも一番の悪影響は【信用情報が汚れる】ことでしょう。

信用情報が汚れるとは、俗にいうブラックリスト入りということ。これは社会人として致命的と言っていいほど大きなデメリットになります。

たかが一回や二回の遅延でブラックリスト入りなんてそんな馬鹿な話があるわけないと思うでしょうが、一回でも遅延すればその情報は信用情報に載ることになります。そしてその情報は数年消えることはありません。

確かに一回遅延したからと言って即ブラックリストに載ることは滅多にないでしょう。。しかし、遅延が伸びたり、年に数度もあれば他の金融会社は警戒します。中には1~2回の遅延で却下する金融機関もあるでしょう。それがブラックリストなのです。

では、ブラックリストに入るとどうなるか?ということですが、ブラックリストに入ってしまうとまずクレジットカードが作れません。

また、新たな借金ができないため、住宅ローンや車のローンも組めなくなりますし、病気やけがなどの大きな出費が必要な時に金策ができないという状態になってしまいます。

もちろん、それ以上お金を絶対に借りないというのであれば実感できるほどのデメリットはないかもしれませんが、人生何があるかわからないもの。数年間、信用のないままで生きていくのはリスクが高いと言えるでしょう。

また、借金やクレジットカードの申し込みが断られたことを第三者に知られた場合、容易にブラックリストに入っていることがわかってしまうということもリスクの一つとして挙げられるでしょう。

ブラックリストに入っているということは社会人にとっては致命的です。周囲から冷たい目で見られることはもちろん、最悪の場合、自身や家族の縁談が壊れたりすることもあり得ます。

ちょっと遅れても払えば問題ないでしょ、たかだか2~3日支払いが遅れたってなんてことないでしょ、というのは甘い考え。回数や日数は関係ありません。遅延はブラックリストに入るには十分な理由になるのです。

遅延しないための解決法

遅延はしないほうがいい、というのはわかりましたね?とはいっても、どうしても返済が遅れることはあります。

どうやって返済遅延を防ぐか?その意識を持つことから始めましょう。

うっかり返済忘れを防ぐために…メールサービスを活用しよう

先ほどちょっと触れましたが、業者によっては事前に返済日をお知らせしてくれるメールサービスを行っているところがあります。

返済日をうっかり忘れて遅延しちゃったというケースは多いので、心配な人はメールサービスを活用するのがお勧めです。

  • アコム
  • SMBCモビット
  • プロミス
  • SMBCモビット
  • ノーローン

などの大手消費者金融のほか、

  • バンクイック
  • 三井住友銀行
  • 三菱東京UFJ銀行
  • 住信ネット銀行
  • セブン銀行
  • イオン銀行

などの大きな銀行でもメールサービスは展開中です。借入している金融会社、今から借り入れようと思う金融会社がメールサービスを行っているならぜひ、活用してください。

期日内に払えばなんとかなるので利息のみでも支払おう

支払いたいけれどどうしても支払えない、そんなときは利息だけでも支払えないか問い合わせてみるのも一つの手です。金融業者も支払ってもらってなんぼ。払えないとぐずられるより利息だけでも支払ってもらったほうが安心ということで、利息だけの支払いを認めてくれることもあります。

利息だけでも期日内に払えば遅延損害金も発生しませんので、相談してみる価値はあると思いますよ。

ただ、支払総額を考えると一概には言えない部分もあります。利息を一回分多く支払うより、遅延損害金を支払ったほうが安く上がる場合があるからです。

ポイントとなる部分は【いつまでに支払うか】というところ。2~3日の延滞程度でしたら遅延損害金は大きく膨らむことはありませんが、1か月以上延滞するとなると、損害金の額は利息よりも大きくなるでしょう。

なぜなら、利息は消費者金融でも最大18%程度なのに対し、遅延損害金は20%ほどに設定されていることが多いからです。

「しまった!振り込み忘れてた!けど、すぐに払い込めるしなあ」なんて言う場合はおとなしく遅延損害金を支払ったほうが賢明と言えるでしょう。

どうしても払えないときは債務整理を行おう

単純にお金がなくて払えない…そんな時はいっそ、債務整理を行った方が良いでしょう。確かに債務整理にもデメリットはありますし、ブラックリストにも入ることになります。

けれど、お金がないのであれば、遅延損害金をいつまでも支払って支払総額が大きくなるよりも、さっさと終わらせて傷が浅いうちに完済してしまったほうがお得だと思います。

自己破産となると裁判も必要になりますし、すべてを手放さなければならなくなりますが、債務整理でしたら利息カットや月々の返済額の調整などをするだけで済むこともありますので、返済がしやすくなりますし、借り逃げをするわけではありませんので罪悪感が少なくて済みます。

「でもその交渉ってどうやるの?」というところですが、弁護士や司法書士が間に入ってくれますので、自分でやる必要はありません。

今は相談する人が多いのか、無料相談窓口を開いている弁護士事務所などが多く存在していますので、まずは一度相談されることをお勧めします。

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