消費者金融で借り入れをすると信用情報機関にその履歴が登録されるということをご存知の方も多いのではないでしょうか?
しかし、どんな信用情報機関があって、どんな情報をどの程度登録されるのかということまではよく分からない…という方もいらっしゃいますよね。
もし、金融事故を起こしてしまったら…消費者金融の金融事故情報履歴が一度登録されるとどのくらい残るのでしょうか?
ずっと残っていたらやはり不安ですよね。
消えることはあるのでしょうか?消えるとしたら一体どのくらいかかるのでしょうか?
調べてみたのでぜひご参考ください。
消費者金融を信用情報機関に情報が登録されますが、その登録される情報は事故情報だけなのでしょうか?
そもそも事故情報とはどんな情報なのでしょうか?
「事故情報」といっても交通事故の情報やなにか事故があった時の情報が登録されているというわけではありません。
信用情報機関に登録される「事故情報」は金融に関係するものに限定されています。
主に以下のような情報を「事故情報」といっています。
重篤な延滞・滞納については期間などは各々によるところがあります。
「事故情報」はつまり、利用者の非があって返済がきちんと行われない状況になったり、業者に迷惑が掛かった時に登録されるのです。
これらは業者が登録している信用情報機関に登録されることになりますが、CRINというネットワークにより、各信用情報機関で情報交流が行われており、他の信用情報機関の会員企業にも知られてしまいます。
信用情報機関に情報が登録されるのは、何も金融事故を起こした時だけではありません。
アナタの氏名などの個人情報をはじめとして、消費者金融に申し込みをした事実や、利用額、残債、返済状況などあらゆるものが登録されます。
ではそれらの履歴はどのくらい残るものなのでしょうか?
信用情報機関は日本には3つあります。
この3つの信用情報機関のそれぞれで、情報を保管・管理していますが、どの情報をいつまで残すのかという点については統一されていません。
また、情報はずっと残るというわけではなく、一定期間保管されると破棄されます。
では、それぞれの情報の保管期間について簡単に見ていきましょう。
信用情報機関ごとの情報管理について、簡単な表にしてみました。
CIC | JICC | 全国銀行個人信用情報センター | |
---|---|---|---|
申し込み情報 | 6か月間(照会日より) | 6か月を超えない期間(申込日より) | 6か月を超えない期間(利用日より) ※ただし本人開示の対象は1年を超えない期間 |
契約情報 | 契約中~契約終了後5年以内 | 契約中~完済日から5年を超えない期間 | 契約中~契約完了(ただし完済していない場合は完済日)から5年を超えない期間 |
支払・返済情報 | 契約中~契約終了後5年以内 | 契約中~完済日から5年を超えない期間 | 契約中~契約完了(ただし完済していない場合は完済日)から5年を超えない期間 |
金融事故情報 | 契約中~契約終了後5年以内 | 事実発生日から 5年を超えない期間 (ただし延滞について延滞~解消されてから、債権譲渡については事実発生日から1年を超えない期間) |
・取引停止処分は処分日から5年を超えない期間 ・官報情報(自己破産・個人再生など)は決定日から10年を超えない期間 |
申込みの情報については半年程度で消えることになります。
金融事故の情報については、大体5年~10年程度は残る可能性があるということです。
JICCや全国銀行個人信用情報センターは「○年を超えない期間」という表記をしていますが、基本的には「○年」と考えておいた方が良いかもしれません。
気になる場合は、定期的に信用情報を開示してみましょう。
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消費者金融での事故記録「ブラック」が消えるまでの期間は?
よく、消費者金融に関するネットを見ていると「ブラックリストに載った」なんてフレーズが出てきますよね。
しかし、実際にはブラックリストなんてものは存在していません。
信用情報機関に金融事故情報が登録される=ブラックリストに載るということになります。
では、ブラック扱いされてしまうと審査にどのような影響を与えるのでしょうか?
金融事故の情報が信用情報の履歴に残った状態だと、審査に大きな影響を与えます。
審査の際には必ず信用情報機関に申込者の情報を照会しますが、そこに事故情報があるとイコール返済をきちんとしなかった人という判断になるのです。
だれだって、返済してくれない人にはお金を貸したくありませんよね。
これは何も住宅ローンや車のローンなど大型のローンに限ったことではなく、クレジットカードや商品の割賦購入、消費者金融のキャッシングにも影響を与えます。
スマートフォンの割賦購入も難しくなる事でしょう。
お金を借りたい!と思っても、事故情報があれば新規の申し込みは否決になる可能性が限りなく高いです。
また、既に借り入れ出来ているところも、契約途中で与信情報を確認しますから、情報を確認した時点で強制解約や新規の融資を停止するなんていう事態にもなってしまうかもしれません。
そのため、何よりも事故情報の履歴が残ることが無いように誠実に返済を続けることが重要でしょう。
また、事故情報以外にも、審査にマイナスとなってしまう場合があります。
それは、いくつもの消費者金融からお金を借りているなどの利用状況が履歴で残っている場合です。
すでに複数から借り入れしている場合は、「これ以上借りても返済できないのでは?」という疑念を与えてしまうことになり、審査が厳しくなるのです。
また、住宅ローンなどの場合は、そもそも消費者金融を利用していること自体がNGと判断される可能性がありますので、そのような場合は、全額返済後解約することが住宅ローンの条件となる事もあります。
金融事故情報が信用情報機関から消えるのには数年かかります。
では、情報が消えたら問題なくまた消費者金融を利用することが出来るのでしょうか?
金融事故を起こすと、それ以降新たなキャッシングやローン、割賦契約が難しくなります。
そのため、金融事故を起こしてからは新規の情報が登録されることはなく、事故情報が消えると同時に、アナタの信用情報自体が消えてしまう…なんていう事態も起こり得るのです。
その結果審査が難しくなることもあります。
また、一度迷惑をかけた業者や関連の企業の場合は、信用情報と違いいつまでも情報が残っている可能性があるので、もう二度と利用が難しいかもしれません。
スーパーホワイトの状態の人がいきなり消費者金融に申し込みをしても、審査に通らない可能性もあります。
もしそのような状況になってしまった場合は、まずはキャッシングではなく、クレジットカードに申し込んでみたり、そこまで高額でない商品を分割払いで購入してみたりしましょう。
クレジットカードもキャッシング枠は付けないで申し込みをしましょう。
そして、利用する際は絶対に返済に遅れないように注意してください。
ここでまた延滞や滞納をしてしまっては、元も子もありません。
信用情報の実績をつくるためですから、着実に利用するようにしてください。
ただ、たとえお金が必要となったとしても、一度返済に失敗している場合は、その理由もよく考えて、もう二度とそういったことを起こさないようにする努力が必要です。
安易にキャッシングに走らずに、まずは他に出来ることはないのか考えてみるのも大切ではないでしょうか。
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