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消費者金融の仮審査、本審査と何が違うのか知りたい!

消費者金融のwebで診断したら借入れOKだったのに、申し込みしたら断られた!消費者金融の借入れシミュレーション機能は便利ではありますが、あまりあてにならないのも事実です。カードローンは仮審査と本審査がありますが、webのシミュレーションを仮審査と勘違いしている人は多いのではないでしょうか。

仮審査とシミュレーションは、まったくの別ものです!仮審査は本審査にくらべ軽く見られがちですが、どちらもお金を借りる上では非常に大事な通過点です。借りる前に仮審査と本審査の違い、重要性をしっかり抑えておきましょう!

仮審査と本審査。何がちがうのか教えて!

すでによく知られていることですが、キャッシングやカードローンの審査は仮審査と本審査の二段階に分けて行われます。仮審査は提出された書類を元に、返済能力があるかどうかを見ています。審査のさいに提出するのは以下の2種類があります。(会社によって他の書類が必要なこともあります)

  • 身分証明書(運転免許証、パスポート、保険証など)
  • 収入証明書(源泉徴収票、給与明細、確定申告書など)

この審査では、年齢、金属年数、年収、など提出書類から数字でわかる部分をメインに審査がおこなわれます。ここに、さらに信用情報で他社からの借入れ情報も見ます。大抵の金融機関では、仮審査はコンピューターなどにかけて機械的に行われるので、非常にスピーディーです。

インターネットで申し込みをすると、数分で結果を出してしまう会社もあります。消費者金融のwebには、年齢や借入れ希望額を入れれば数秒で借入れ額がわかるシミュレーションがありますが、あれは別物です。

大雑把すぎて、あてにならないシミュレーションもあるので、ここで借入れOKになったからといって、安心してはいけません。

絶対に手を抜いてはいけない!仮審査の重要性とは

仮審査が通ったら、次は本審査です。本審査は表面的な数字だけを見るのではなく、借りるのが身分証明所の本人であるか、住所、職業、勤め先や勤続年数に偽りがないかをしっかりチェックされます。電話などで勤め先に在籍確認がおこなわれることもあります。

何しろ、『本当に返済能力があるか』を徹底的にみられるのです。

会社によって独自の審査基準があって、当然ながら社外秘となっています。申し込んだ会社によって借りたり借りられなかったりするのはこの辺に理由がありそうです。

ここで、虚偽申請がないと判断されれば、晴れて借入れすることができます。逆に、何か矛盾点があれば、追加の書類を求められたり、審査に通らなかったりすることがあるので、仮審査でも、記入漏れや金額に間違いがないかを事前にしっかりチェックしましょう。

銀行の審査は消費者金融より厳しい!その理由とは

銀行のカードローンは借りれなかったのに、消費者金融では借りれた!という話はよくききます。銀行の審査と消費者金融では何が違うのでしょうか?実は銀行でも消費者金融でも審査方法は変わりはありません。ただ、銀行のカードローンは審査業務を保証会社が請け負っている場合がほとんどです。

そして、保証会社は消費者金融が請け負っていることが多いのです。

というのも、総量規制の導入により、借入れ総額は年収の1/3までとなったうえに、みなし金利も撤廃され、金利は20%までと決められました。思うように収入の入らなくなった消費者金融は、銀行のカードローンの保証業務に活路を見出し、銀行は消費者金融に保証料を払うことで個人向けカードローンを積極的に売り出せるようになったのです。

銀行は利息の半分近くを保証会社になっている保証会社に支払っていいます。もし、A銀行のカードローンの利息が12%だとしたら、そのうち6%は保証会社の取り分です。いっぽう、消費者金融の利息は18%前後と、銀行に比べて高めに設定されていますが、保証会社は入れず自社で審査を行います。

利息はある程度貸し倒れがでても経営が赤字にならないように設定されています。消費者金融の利息18%は、100人に貸したうち、18人が貸し倒れになったとしても赤字になりません。しかし、半分を保証会社に支払っている銀行は、貸し倒れの許容範囲が狭くなります。A銀行の場合だと6人までしか許容できません。

大きなリスクを取れない銀行は、貸し出し対象となる人を絞り込まざるを得なくなります。一方、消費者金融が、銀行が貸し渋るような人でも貸すことが可能です。消費者金融のほうが審査が通りやすいといわれるのは、こんな理由もあるのですね。

収入が高くても借りれない?!審査に落ちるのはこんな人

仮審査では大丈夫だったのに、本審査で落ちた…。という人の中には、収入が意外と高い人もいます。前述したとおり、仮審査は書類の数字を中心に審査しますが、本審査は職種や金属年数など返済能力に関わる個人の生活環境や資質を見ます。

例えば、これは住宅ローンの話ですが、売れっ子の芸人さんや俳優、ベストセラー作家でも人気商売の人は融資がなかなか下りないことは有名な話です。いつ収入が途絶えるかわからない状況の人は、敬遠されることが多いのです。

消費者金融ではここまで厳しいことはないかも知れませんが、自営業やフリーランスはローンを組むときは不利になりやすいことは知っておいたほうがいいでしょう。

さらに、今は低収入があっても、過去に頻繁に延滞していたり、10年以内に任意整理や自己破産など、ブラック履歴が信用情報にのっていたら、借りるのは難しくなります。

仮審査を甘くみてはいけない!絶対やってはいけないこととは

仮審査は書類を見るだけだから少しくらいわからないことがあっても適当に書いておけば大丈夫、と思うかもしれませんが、これは大きな間違いです。本審査で、収入や勤務先などを細かく調べられるのは先述したとおりですが、仮審査と本審査に些細なことでも何か違いがあれば、不信を招きます。

勤続年数、年収、他社からの借入れ状況などを適当に記入してはいけません。

審査は、信用情報もしっかりチェックされます。ここのでの借入れ状況と書類の記入内容に何か食い違いがあれば、審査におちてしまう可能性もあります。書類の記入は充分に注意しましょう。

さらに、一度に何社もの会社に申し込みをすると、それも不信の原因になります。

これはいわゆる『申し込みブラック』といわれる状態です。

何か金銭面でトラブルを抱えているのではないかと誤解をされる可能性があります。申し込みは多くても2社にとどめましょう。

審査基準は会社独自の基準部分が大きく影響することもあるので、どこが審査が通りやすい、通りにくいとは判断しにくいのが現状です。同じ会社でも支店によって審査基準が違うこともめずらしくありません。

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