消費者金融でお金を借りるのは決して特別なことではなく、必要なときに必要な分だけ借入するというスタイルが私たちの間で浸透してきました。消費者金融は大変便利な存在ではありますが、審査に通るかどうかという不安は常に付きまといます。
また審査にはどうにか通ったけど、思ったよりも利用限度額が低かったという落胆の声も聞かれます。目的があって借入をした場合、希望の金額が借入できないとがっかりしますよね。
でも、諦めないでください。消費者金融で新規の申込をした場合、初回の限度額は低くても、きちんと返済することで増額が可能です。増額とはどのような仕組みなのでしょうか。誰でも増額できるものなのでしょうか。
もっと利用限度額をアップさせたい方のために増額について詳しくご説明しましょう。7
まずは消費者金融の審査と利用限度額の設定について簡単にご説明します。消費者金融の審査では、申込者がお金を貸しても問題のない相手かどうか審査をします。そこで重点的にチェックされるのが下記の3つの項目です。
これらの項目において全てに問題がないと優良な利用者とみなされ、利用限度額も高めに設定されることが多いです。
年収と勤務先は申告された内容を確認し、最終的には在籍確認を行い本当に勤務実態があるのか調べます。
消費者金融は総量規制という貸金業法に関する法律の対象であるため、利用者は年収の1/3以上借入することはできません。
この法律に違反しないためにも年収のチェックは最重です。
公務員や大手企業勤務者、高収入や高ステータスの職業は離職率が低いことから審査に通りやすいと言われています。しかし、もちろんアルバイトやパート、派遣社員などでも消費者金融はフレキシブルに対応し、受け入れています。
しかし、限度額は年収に比例しますので、年収が低いと限度額が低くなってしまう可能性があります。
消費者金融以外でも過去にローンを組んだり、クレジットカードを作った経験がある場合、そこで返済トラブルを起こしていないか確認します。支払いが遅れたり、滞ったり、もっとひどい場合ですと任意整理や自己破産などの履歴があると審査に大きく影響します。
信用情報は常に更新されていますので、増額審査の際にももちろんチェックします。詳しくは次の段落でご説明しましょう。
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すでに複数の消費者金融から借入のある人を多重債務者と呼びますが、他に借金がある人は当然ながら返済能力が低いとみなされてしまいます。総量規制の関係上、審査にパスしても限度額が低めになることが予想されます。
多重債務の場合は、申請しても増額が難しいケースがあります。
以上が消費者金融の審査ですが、審査内容によって限度額が設定されます。例えば、公務員で過去に借入トラブルがなければ一度で高めの限度額が設定される可能性は高いです。そんな人は増額の心配は必要ないかもしれませんが、一方で希望限度額に届かなかったという人は増額も視野に入れて真面目に返済することが大事です。
つまり優先的に増額してもらえるの可能性が高いのは下記のような人です。
しかし、これ以外にも増額融資を受けるためには絶対に外せない条件がいくつかあります。たとえ収入が高くなくても、信用情報に自信がなくても、次の段落でご紹介するいくつかの条件を満たすことで増額できる可能性をアップすることができるのです。
増額は簡単か難しいかと言われれば、ルールを守ってきちんと返済している人にとってはそれほどハードルが高いものではありません。消費者金融ではきちんと返済してくれない人は要注意人物として貸し付けに慎重になりますが、優良な利用者にはできるだけ沢山お金を借りて欲しいのです。
優良な利用者かどうか見極めるには、いくつかの条件を満たしているかどうかチェックします。
新規で申し込みをしてから半年以上経っているかどうかは一つの目安です。そして、その半年の間コンスタントにお金を借りてくれているか、利用履歴に不審な点がないかなど、利用者を見極める期間です。
さらに大事なのは、半年間の間に返済の遅れなどトラブルがないかどうかです。一度でも返済の遅れがあると、増額に不利になることもあります。
毎月返済日より2,3日早めに返済する、最低返済額より少し多めに返済するなどすると増額に有利という話も聞いたことがあります。
このように半年間返済実績を積むことで信用できる利用者として増額の対象となるのです。
消費者金融の審査では信用情報をチェックして、過去にお金のトラブルがないか確認するという話をしましたが、もしも契約以降にトラブルを起こしている場合には増額は難しくなります。
こちらが申告しなくても増額の際には再度信用情報を確認します。その際に他社で返済の遅れがあったり、クレジットカードを何枚も作っていたり、新規で別のローンに申し込んでいるなどの履歴があれば増額審査に影響することは十分考えられます。
ローンやクレジットカードなどが増えていれば、支払いに影響するわけですから契約時よりも返済能力が低下したとみなされるのです。
新規契約の際に住所や勤務先などの個人情報を登録したと思いますが、もしも登録内容に変更があった場合には速やかに申告しましょう。最も重要なのが転職して勤務先が変わったり、収入が変わったりした場合です。
もしも申告せずにいて、発覚した場合には信用を失うことになり増額どころではなくなります。年収が変われば、総量規制上貸付可能な金額も変わりますので、消費者金融側にとっても問題です。
とにかく大事なのは、返済実績を積むことです。毎月遅れることなくきちんと返済していれば増額できる可能性は十分にありますので、さっそく増額手続きについてチェックしてみましょう。
増額できそうだなと感じたら、次は増額手続きです。増額の申込方法は借入先によって異なります。銀行カードローンですと、改めて増額申込書などを提出する場合もありますが、消費者金融の場合は電話一本でOKということもあります。
プロミスの利用中の方で増額を希望する場合には、プロミスのインターネット会員サービスにログインし「利用限度額変更のお手続き」から行うことができます。増額を希望する場合別途審査が必要となり、利用限度額が50万円を超える場合や他社と合計した借入総額が100万円を超える場合には収入証明書が必要になります。
アコムを利用中の方で増額を希望する方は「アコム総合カードローンデスク」に電話します。担当者が増額が可能かどうかすぐに調べてくれます。
アイフルをご利用中の方で増額を希望する方はインターネットで会員サービスにログインし、簡単な入力をするだけで増額の申込、手続きを行うことができます。
以上が大手消費者金融各社の増額方法です。いずれも簡単、スピーディに増額できるのでお急ぎの方にも嬉しいですね。
増額までの時間は借入先によって異なります。インターネットの会員ページから手続きを行う場合、手続き完了後すぐに総額が実施されます。コールセンターへ電話をかけて手続きを行う場合でも、その場で合否がわかり、電話を切って数分で増額が完了します。
ただし、増額審査に問題があるなど時間がかかる場合にはこの限りではありません。ただ、増額に1週間以上かかったという話はあまり聞きませんので、遅くても翌営業日までには手続きが完了するものと思います
先程、優良な利用者には増額の案内が届くとお話ししましたが、もちろん増額案内が来ても断ることは可能です。断ったからといって今後もう増額ができないということはありません。
しかし、考え方によっては増額したからといって借入をしなければならないというわけではないので、万が一のために利用限度額の増額をしておくのもいいかもしれません。
一方で増額審査に落ちることも十分考えられます。信用情報に問題があったり、返済が遅れたりなどの理由で増額できないこともあります。増額審査に落ちた理由というのは聞いても教えてくれない場合がほとんどです。
増額で否決となった場合、あてにしていた分のお金をどうやって調達すればいいのでしょうか。
増額がダメなら別の消費者金融に新規で申し込むという方法もあります。
消費者金融の中には審査に通りやすい会社もありますのでチェックしてみてください。
ただし、著しく信用情報に問題がある場合やすでに総量規制いっぱいまで借入している場合には新規申込をしても否決となることもありますので期待し過ぎないようにしましょう。
消費者金融の審査に通っても限度額が期待していたよりも低くてがっかりしたという話はよく聞きます。しかし、そこで落胆せず、半年ほどきちんと返済し、返済実績を積むことで増額が可能となります。
増額するためには最低でも6カ月以上返済実績を積み、その間新たにローンを組んだり、クレジットカードを作るなど返済能力を問われるような行動を起こさない方がいいでしょう。
増額の手続きは借入先によって異なりますが、たいていの場合インターネットの会員専用ページ、もしくはコールセンターに電話することで行うことができます。増額にかかる時間は数分、もしくは当日中というケースが多いです。
現在消費者金融を利用中で将来的に増額を希望するのではあれば、とにかく返済が遅れないようにし、信用情報に傷を付けないことが大事なポイントとなります。
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