消費者金融の審査に通るか通らないか。その心配は誰もが同じです。
ただ、申し込みの段階で年収や勤続年数を申告しなければいけないので、収入が良くなければ審査に通らないと考えてしまい、つい嘘の内容を申告してしまう人がいます。
特に年収や勤務先の嘘をついてしまう人が多いのですが、実際には大抵の嘘はすぐにバレます。例えもしすぐにバレなくても、後でバレた時のリスクは大きいものです。
どうして嘘はバレてしまうのか、バレたらどうなってしまうのか、説明したいと思います。
急にお金が必要になった時に便利なのが、消費者金融の扱っているカードローンです。
今は、昔と違って消費者金融の印象もかなり良くなり、また、店舗だけでなく無人機や携帯、ネットなど、申し込み方法も多様になって申し込みもしやすくなっています。
反面、多重債務防止のための法律により、実際に借りるとなると厳しくなっていると言える点もあります。その為、ついついなんとしても借りたいという思いが強い人は、嘘をついてまで審査を通そうと言う人もます。
どうして嘘をつくのか。もちろん、カードローンの審査に通る為です。
カードローンの審査で求められるのは、申込条件を見るとわかるのですが安定した収入です。お金を借りたら毎月返済することになるのですが、審査に通るには、返済に困らないだけの収入があると見られなければいけません。
急な出費に対応できなくとも、元々毎月小額ならば貯金ができたり多少の余裕がある人ならば、審査への不安も少ないでしょう。(それでも場合によっては審査に落ちる可能性がないとはいえませんが)
逆に元々収入に不安がある人や毎月の生活で手いっぱいの人は、カードローンに申し込む段階で返済の能力が危ぶまれるため、審査に通る自信が自分でもありません。
その為、嘘をついてまで審査に通ろうとする人も中にはいるのです。嘘としては、安定した収入があると判断できるような内容が多いです。嘘の内容としてはこれらの項目があります。
もちろん他にも住所や連絡先など個人情報の嘘もあるのですが、これらは審査に大きく影響を受けると多くの人がわかっているので、どうしても収入に直結する勤務先関係や返済に関わる他社の借り入れに関しての嘘が多いです。
そもそもカードローンの申し込み時に行われる審査は、その人がお金を借りた後にきちんと返せるかどうかを見極める為に行われます。
その人の年収や勤務先は必ず聞かれます。そして収入に対して支出が上回るような生活になっていないか、家族構成や持家かどうかなどで調べます。(例えば、無職だと収入がないので審査にまず落ちます。)
まず、本人に年収や勤務先、他に借り入れがないかどうかを申告してもらいます。申告内容から返済するだけの財力があるのかどうかを推測します。
また、個人信用情報機関という機関には個人のローンやクレジットなどの契約の情報が記録されているので、その記録を照会します。これで返済するお金があるのかどうか、きちんと返済できる人間かどうかも見ます。
ここでもし他に借り入れがあれば自社への返済までお金が回らないだろうと判断され、審査に落ちやすくなります。同時に過去、返済がスムーズにいかない人も審査に落ちやすいです。
他にも消費者金融は法律で個人への貸付け上限額が決められているので、新規の貸付けが法律違反にならない金額がどうかのチェックも行われます。
審査があるからと誰もが嘘をつくわけではなく、嘘をつくのは本当に申し込みをする人のごく一部の人達だけです。しかし、ごく一部だからといってその嘘を見逃すわけにはいかないのは、お金を貸す側として当然です。
ですので、申込者全員に対し、嘘をついているかどうかをチェックする必要があります。それが在籍確認になります。
在籍確認とは、申込時に申告した勤務先に嘘偽りなく勤めているかどうかを見るために行われます。
先に説明したように長年同じ会社に勤務していることがわかれば、安定した収入があると判断されます。それが本当かどうかを見るのです。
在籍確認で基本的に行われることは、申し込みした個人が勤めている会社に電話することです。
ちなみに、ここで多くの人が在籍確認で心配されることがあります。消費者金融からお金を借りていることがこの電話で回り(会社の人間)にバレないかどうかです。
そこは消費者金融もわかっていますし、プロなのでわからないように電話を掛けてくれます。きちんと配慮はしてくれます。
在籍確認の電話の掛け方としては、個人名で勤務先に電話を掛けます。消費者金融名は、絶対に言いませんので心配は不要です。
本人が運よく電話に出ればOK。もし、第三者が電話に出て、本人に取り次いでもらえなくても、その対応者の言葉で勤務先に在籍しているのがわかればそれでもOKです。
電話が繋がれば、これで在籍確認は終わりです。
【関連記事】
消費者金融利用が会社にバレると困る人必見!在籍確認の賢い言い訳!
ただ、現在は個人情報保護法の関係で個人を特定したり個人に関することを第三者に伝えるのを良しとしないようになってきました。その為、勤務先に電話を掛けても対応してくれない所も出てきました。
しかし、消費者金融も申込時に申告した通りの会社に勤めているのかを確認しなくてはいけません。
基本的には電話での在籍確認ですが、どうしてもそれができない状況の場合は、相談すれば別の方法で在籍確認が可能としているところもあります。
その方法として多いのが、間近の給与明細書(コピー)を送付することです。給与明細書には必ず発行元である会社名が記載されています。確実に勤めていることが分かるよう、特に間近のものの提出を求められます。消費者金融によっては、他の書類の提出を求めることもあります。
ですので、嘘の勤め先を伝えて電話が通じないという理由をつけて在籍確認を避けようとしても、無理なのです。ごまかせません。
また、例えば年収に対して借入希望額が大きすぎる場合など嘘とは別に返済に不安を感じる場合、怪しい場合も含めて審査の状況によっては、収入に関する書類の提出を求められることもあります。
そうなると例えば年収をサバ読みしていたらバレてしまいますし、勤務先を誤魔化していれば当然これもバレてしまいます。
元々、貸金業法で申し込みしている会社1社の場合は50万円、他社との借り入れがあればそれを含めて100万円を超える融資の場合には、消費者金融は収入を証明する書類の提出を申込者に求めなければいけなことになっています。
それを知って敢えて金額的には法律に引っかからない額で希望を出す人もいますが、これは法律上の話であって、50万円、100万円を超えなくとも状況により収入がわかる書類の提出を求められることもあります。
他にもお金とは別ですが、実際に勤務していないとすぐに答えられないようなこと聞かれるなど、怪しいと感じたら消費者金融の方も様子を見たりします。
それでも巧みに嘘をつく人は中にはいます。細かく言えば、勤務先は正しくとも、年収をサバ読みしたり勤続年数をごまかしたり。それぐらいならば大丈夫だからやってもいいと言う人もいるかもしれません。
しかし、消費者金融も規模により違いはあるものの、多くの顧客の審査をしてきてある程度のデータを持っています。あまりにも不自然な場合は、すぐに勘づきます。
年収の端数を調整したぐらいならば大丈夫でしょうが、あまりにも事実と違うことを申込書に記入するのはやめましょう。
実際に嘘がバレたらどうなるのか。
審査中でそれが判明した場合、当然審査に落ちます。
例え審査に通ったとしても借り入れ中にバレることもあります。そうなるとどうなるのでしょうか。
このようなことがあります。ただ、消費者金融も必要以上にトラブルを起こしたい訳ではないので、全ての嘘に対して訴えると言うことはないでしょう。
とはいえ、どのような形だろうと、すんなりそのまま嘘がまかり通るまま終わることはありません。
嘘でも特に悪質とも言えるのは、偽装会社を使う方法です。これは、そもそも職業の段階で審査に通りにくい人が利用することが多いようです。
偽装会社がやってくれることの一例
実際には偽装会社は、カードローンの申し込み以外にも、例えば賃貸契約や保育園の申し込みなどにも利用されます。その為、いろいろなケースや使い方があります。
ただ、どんな使い方をしようと、明らかに嘘をついています。相手をだまして契約をするものです。その為、かなり悪質なケースと判断されてしまいます。
実際にカードローンで詐欺罪という事例としては偽装会社よりも名義貸しの方があるようですが、だからと言って、絶対に偽装会社を使っても大丈夫とは言えません。
行為自体は詐欺罪に該当します。
消費者金融が訴えたら、確実に逮捕という形になってしまいます。
偽装会社を使うことは嘘をつく中でも一番やってはいけないことです。
勤務先以外にも嘘として多いのが、他社の借り入れについてです。これはそれこそ必ずバレます。
というのは、先にも触れた通り、個人信用情報機関が消費者金融やクレジット会社からの個人の借り入れや契約についての情報が記録されているからです。
そして、審査の際に必ずその人の今までの記録が照会されます。その為、他社借り入れがあれば、そこでわかります。絶対にわかってしまうので、嘘の申告はしてはいけません。
もちろん、他社借り入れだけでなく、そもそも嘘を申告すること自体が良くないことです。
どうせバレるならば、とつい先に過去のローンやクレジットのことについて自分から言ってしまう人がいます。これは、敢えてする必要はありません。
逆に下手に言ってしまえば、それがかえってアダとなってしまうこともあります。特に過去に延滞や債務整理をしていた場合、審査に落ちる要素となってしまいます。
審査では確かに個人信用情報機関の記録内容も審査に影響を与えるのですが、その前に自分から言ってしまったら「審査に落としてください」と言っているようなモノです。
聞かれたら答える必要はありますし、その段階で嘘はいけませんが、敢えて自分から不利な情報を言う必要はありません。
審査に通る為にちょっとなら、と嘘を交えて申告したくなる感情が湧くのも仕方ないかもしれません。そして、多少の嘘は気付かずに通ることも絶対にないとは言えません。
しかし、それが後でバレることも多々あります。借入時や返済時、増額時の様子で「審査の時と話が違う」と不審に思われ、そこから発覚することもあるのです。
審査が通らない心配もあるでしょう。しかし、今はアルバイトやパートでもきちんと働いていれば、融資額が少なくとも審査に通ることは多々あります。もし、嘘ではなくちょっとした間違をしてしまったならば、すぐに訂正すればいいのです。
嘘をついて後で困るのは結局自分です。絶対に嘘はやめましょう。
Copyright c 消費者金融一覧、みんなが借りてるランキング【カリマshow】 All Rights Reserved.